過去の放送

Vol.95 一般公開

朝日はマルキスト集団か

2016.03.11 46分

3月11日金曜夜10時、第95回のゲストは、元・朝日新聞記者の永栄潔さんです。
永栄さんは2015年に『ブンヤ暮らし三十六年 回想の朝日新聞』を上梓、「すこぶるおもしろい」と評判になっています。
永栄さんは、朝日の紙面を評してこう言われます。
〈スターリン治世下のソ連にもましておぞましい感じの中国や北朝鮮が、朝日の紙面に煌めんばかりに紹介されていたのもそんな昔のことではない。ポル・ポトのカンボジアも、朝日の紙面では輝いていた。実態が報道されないから、真面目で勉強家の心優しい人たちがそうした国々に吸い寄せられていく〉(『WiLL』2016年4月号)
ゾルゲ事件で死刑になった共産主義者でスパイの尾崎秀実(ほつみ)は、朝日新聞記者でした。
はたして、朝日は尾崎ひとりが突出していたのか。
尾崎と世界観をともにした人たちが朝日の社内にいたのか。
戦時中の朝日の紙面は、「敗戦革命」をもくろんだのか。
戦後、朝日にはマルクス主義はどのくらい浸透していたのか。
〈朝日はいつの頃からか旧軍のこととなると「すべて悪」としてしまうきらいがたしかにあると思う〉(同上)
具体例をもとに、永栄さんにお話頂きます。

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永栄潔

永栄潔
元朝日新聞記者

1947 年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。71 年朝日新聞社入社。富山支局、大津支局を経て、大阪経済部、東京経済部、『週刊朝日』『月刊Asahi』『論座』の各副編集長、出版局編集委員、『AERA』スタッフライター、出版企画室マネジャー、『大学ランキング』『週刊20 世紀』各編集長、オピニオン編集部など。著書、『ブンヤ暮らし三十六年: 回想の朝日新聞』(草思社)で第十四回新潮ドキュメント賞受賞。

※ プロフィールは放送日2016.03.11時点の情報です

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