4月29日金曜夜10時、第102回のゲストは、「国土学」の第一人者、大石久和さんです。
2016年4月16日に発生したマグニチュード７・３の本震、14日に発生したマグニチュード６・５が前震となった熊本地震。震度７が二度続き、その後も余震が800回以上続いています。
倒壊した家屋や、土砂崩れなどの被害の全容が見えてきましたが、そもそも日本は震度７クラスが連続する地震に備えられているのでしょうか。
また、高速道路や、在来線、九州新幹線など、インフラも寸断されました。
大石さんは、日本の細長い地形にあった、しかも冗長性のあるインフラ整備とは何かを説いてこられました。
耐震、避難、救援物資輸送、そのためにまだ日本に欠けているものは何か。
地震国である日本は、地震に強い国をどうつくっていくべきか。
熊本地震についてお伺いしながら考えます。
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大石久和
国土技術研究センター国土政策研究所所長
1945年、兵庫県生まれ。1970年、京都大学大学院工学研究科修士課程修了。同年、建設省入省、建設省道路局長、国土交通省技監等を歴任。2004年、財団法人国土技術研究センター理事長就任、2013年より同センター国土政策研究所所長。専攻・国土学。京都大学大学院経営管理研究部特命教授、公益社団法人日本道路協会会長等を兼務。著書に『国土が日本人の謎を解く』（産経新聞出版）、『国土学—国民国家の現象学』（藤井聡氏との共著、北樹出版）など。
※ プロフィールは放送日2016.04.29時点の情報です
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