過去の放送

Vol.129 一般公開

沖縄「土人」発言の現場

2016.11.04 52分

11月4日金曜夜10時、第129回のゲストは、作家、拓殖大学日本文化研究所客員教授の惠隆之介さんです。
沖縄で大阪府警機動隊員が工事反対派に「土人」と発言、沖縄県議会はこれに対して「沖縄県民の誇りと尊厳を踏みにじる」と抗議する決議と意見書を賛成多数で可決しました。
大阪府警の機動隊員は、沖縄の米軍北部訓練場のヘリパッド移設工事の警備にあたっていましたが、沖縄でいま何が起こっているのでしょうか。
工事反対派は警察官を次のように罵り、脅しとも取れる発言を繰り返しているといいます。
「お前の家は分かっている」「お前ら人殺しの子供は人殺しだ」「お前は心がゆがんでいるから顔もゆがんでいる」「米軍の犬、政府の犬、安倍の犬、人殺し」「顔を覚えているから、街であったら覚えておけ」「次会ったときは殺し合いのけんかだ。おまえの家族の顔をネットで世界にアップしてやる」「おまえの家は分かっているぞ。横断幕を設置してやる。おまえらは犬だから言葉は分からないだろう。大阪の人間はカネに汚いよね」…。
また、被害を受けているのは機動隊員だけでなく、防衛省の沖縄防衛局職員も8月25日と9月24日、反対派の暴力でけがを負いました。8月の事件では職員の電話番号など個人情報が記載された書類を奪われています。(以上、産経ニュースより抜粋)
大阪府警の機動隊員は今回の件で処分を受けましたが、惠さんが米軍の友人に今回の騒動を説明したところ、「信じられん!」と絶句したといいます。
そして「日本の警察はピントがずれている。処罰を受ける対象はまずこの左翼活動家ではないか?」と言ったといいます。
沖縄在住の惠さんに現状をお伺いします。

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惠隆之介

惠隆之介
作家、拓殖大学日本文化研究所客員教授

拓殖大学客員教授。シンクタンク「沖縄と尖閣を守る会」代表。昭和29(1954)年沖縄コザ市生まれ。昭和53年防衛大学校管理学専攻コース卒業。海上自衛隊幹部候補生学校、世界一周遠洋航海を経て艦隊勤務。昭和57年退官。その後、琉球銀行勤務。平成9(1997)年米国国務省プログラムにて国際金融、米国国防戦略等研修。著書に『いま沖縄で起きている大変なこと』(PHP研究所)、『敵兵を救助せよ! 』(草思社)、『誰も語れなかった沖縄の真実』(WAC)、『海の武士道 DVD BOOK』『沖縄が中国になる日』(育鵬社)など。

※ プロフィールは放送日2016.11.04時点の情報です

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