過去の放送

Vol.141 一般公開

日韓合意のゆくえ

2017.01.27 42分

1月27日金曜夜10時、第141回のゲストは、ジャーナリストの西村幸祐さんです。
2015年末に日韓合意が結ばれ、慰安婦問題について日韓両国は「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」したのは記憶に新しいところです。日本側は日韓合意に基づきすでに10億円を韓国側に拠出しました。
しかし、合意からたった1年しか経っていない昨年12月末、韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦像が新たに設置されました。ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦像も撤去されておらず、そもそもこれは日韓合意どころか、「外国公館の安寧と尊厳を守るよう」に定めたウィーン条約違反なのです。
さすがに日本政府は、1月6日に次の4つの措置を発表しました。
◎長嶺安政駐韓大使と森本康敬釜山総領事の一時帰国
◎日韓スワップ協定再開の協議中断
◎日韓ハイレベル経済協議の延期
◎在釜山総領事館職員による釜山市関連行事への参加見合わせ
一方、韓国では、大統領選を睨んでか、日韓合意も国際法も無視した反日・強硬発言が相次ぎ、16日には韓国の地方議員が竹島に慰安婦像を設置するための募金活動を始めるなどしています。
いったい日韓合意、日韓関係は今後どうなるのか。西村さんにお伺いします。

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西村幸祐

西村幸祐
ジャーナリスト・評論家

1952年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科中退。在学中より『三田文学』の編集を担当。音楽雑誌やコピーライターを経て、80年代後半よりF1などの取材、執筆活動へ。日韓W杯を機に拉致問題、歴史問題の取材、評論を展開。『撃論ムック』『ジャパニズム』を創刊、編集長を歴任。現在、アジア自由民主連帯協議会副会長。著書に『21世紀の「脱亜論」 中国・韓国との訣別』(祥伝社新書)など多数。近著にケント・ギルバート氏との共著『トランプ革命で甦る日本』(イースト・プレス)など。

※ プロフィールは放送日2017.01.27時点の情報です

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