過去の放送

Vol.151 一般公開

小池都政にダメ出し

2017.04.07 44分

4月7日金曜夜10時、第151回のゲストは、ジャーナリストの有本香さんです。
小池都知事は、「市場のあり方戦略本部」において、築地市場を改修する案を含めて検討すると述べました(2017年3月31日)。
知事特命の市場問題PTの小島敏郎座長が公表した500億円程度で築地市場を改修可能という試案を一案として受け止めるということです。
過去に築地市場の改修ついては頓挫した歴史があります。
豊洲移転問題の取材を続けている有本さんはこの件について、〈豊洲移転までの約40年の「歴史」を振り返る誠実さすらないのか〉と述べ、安全な豊洲への移転を延期し続ける小池都知事の不作為を批判しています。
また、「築地問題は五輪問題」だと有本さん。
2020年の東京オリンピックでメイン会場と選手村などを結ぶために計画されていた環状2号線。この計画も、豊洲移転を止めているために危機に陥っているからです。この専用道路に関しては、オリンピック開催の「公約」として書面に明記されているとのことです。
さらに、オリンピックの仮設施設費の分担について、小池都知事は「年度末までに決める」と言ったにもかかわらず決めていません。これに神奈川県の黒岩知事が不快感を示しています(2017年03月30日、読売新聞)。
いったい、市場問題、五輪問題の責任はどこにあるのか。
築地、豊洲の両市場を取材した有本さんが、小池都政の問題点を徹底解説します。

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有本 香

有本 香
ジャーナリスト

1962年生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌編集長、上場企業の広報担当を経験したのち独立。現在は編集・企画会社を経営するかたわら、世界中を取材し、チベット・ウイグル問題、日中関係、日本の国内政治をテーマに執筆。著書に、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす 日中関係とプロパガンダ』(石平氏との共著、産経新聞出版)、『中国はチベットからパンダを盗んだ』(講談社+α新書)、『はじめての支那論 中華思想の正体と日本の覚悟』(共著、幻冬舎新書)など。

※ プロフィールは放送日2017.04.07時点の情報です

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