５月19日金曜夜10時、第157回のゲストは、軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんです。
５月10日、韓国の新大統領に文在寅氏が就任しました。
文在寅氏は米韓関係がよくなかった盧武鉉政権で大統領秘書室長を務めました。
北朝鮮問題で朝鮮半島が緊張状態にある中、米韓同盟は大丈夫なのか。
文在寅大統領は10日夜、トランプ米大統領と電話で協議し、北朝鮮核問題などの解決に向けて緊密に協力していく方針で一致したといいます。が、文在寅氏は、THAAD配備を批判してきた経緯があります。
また聯合ニュースによれば、文在寅政権は「自主国防」を旗印に軍の戦力強化を加速させる見通しだといいます。
〈北朝鮮の核・ミサイル脅威に対しては、米国中心の巨大なミサイル防衛（ＭＤ）に組み込まれるよりも、独自の韓国型ミサイル防衛（ＫＡＭＤ）を構築することに力を入れるとみられる〉（聯合ニュース、2017年5月13日）
親北政策をとると見られている韓国の文在寅大統領は東アジアの緊張にどのような影響を及ぼすのか。
軍事ジャーナリストの黒井さんにお伺いします。

黒井文太郎
軍事ジャーナリスト

1963年、福島県いわき市生まれ。横浜市立大学卒業後、講談社入社。週刊誌編集者を経て退職。フォトジャーナリスト（紛争地域専門）、『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て軍事ジャーナリスト。ニューヨーク、モスクワ、カイロを拠点に海外取材多数。得意分野はインテリジェンス、テロ、国際紛争、日本の安全保障、北朝鮮情勢、中東情勢、サイバー戦、旧軍特務機関など。著書多数。

※ プロフィールは放送日2017.05.19時点の情報です