過去の放送

Vol.186 一般公開

笑止千万!朝日の抗議文

2017.12.08 43分

12月8日金曜夜10時、第185回のゲストは、文藝評論家の小川榮太郞さんです。
朝日新聞は2017年11月21日、次のような記事を掲載しました。
〈朝日新聞社は21日、文芸評論家・小川栄太郎氏の著書「徹底検証『森友・加計事件』朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」について、本社の「森友学園」「加計学園」をめぐる一連の報道を、根拠もなく、本社に対する取材もないまま「虚報」「捏造(ねつぞう)」などと決めつけ、本社の名誉や信用を著しく傷つけたとして、小川氏と出版元の飛鳥新社(東京)に厳重に抗議するとともに、謝罪や訂正を求める申入書を送った〉(朝日新聞デジタル)
しかし、朝日新聞は小川氏には謝罪や訂正のみならず、賠償まで求めています。
〈貴殿及び貴社に厳重に抗議するとともに、すみやかに弊社に謝罪し、事実に反する部分を訂正し、弊社が被った損害を賠償するよう強く求めます〉(朝日新聞の申し入れ書)
朝日新聞は申し入れ書で、16項目にわたって抗議していますが、それについて小川氏は次のように述べています。
〈朝日新聞の申入書はトンチンカンなもので、あきれました。広報部から私という個人に、大新聞・大企業がいきなり損害賠償まで要求してくるのは、完全に恫喝ですよね。著書に対して損害賠償をするなら、ファクト(事実)に極めて深刻で重大なミス、虚偽がたくさんあると主張するのが最低条件でしょう。ところが、反証可能なファクトに関しては16項目のうち、朝日による報道回数の違いを指摘する2点しかない〉(産経新聞、11月26日)
報道機関であるにもかかわらず、論争ではなく、抗議という名の恫喝を始めた朝日新聞、またその抗議内容のトンチンカンぶりについて、小川榮太郞さんにお伺いします。

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小川榮太郎

小川榮太郎
文藝評論家

昭和42年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学大学院修士課程修了。文藝評論家としての主著は『小林秀雄の後の二十一章』、他に『約束の日 安倍晋三試論』『国家の命運 安倍政権 奇跡のドキュメント』『『永遠の0』と日本人』(以上、幻冬舎)、『最後の勝機――救国政権の下で、日本国民は何を考え、どう戦うべきか』(PHP研究所)、『天皇の平和 九条の平和 安倍時代の論点』(産経新聞出版)、『徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)、最新刊に『徹底検証 テレビ報道「嘘」のからくり』(青林堂)など多数。

※ プロフィールは放送日2017.12.08時点の情報です

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