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Vol.321 一般公開

「国家安全法」は習近平の終わりの始まり

2020.07.10 47分

7月10日金曜夜10時、第321回のゲストは、ジャーナリストの福島香織さんです。
6月30日、「香港国家安全維持法」が中国全人代常務委員会で可決され、その日の午後11時をもって施行されました。
福島さんは「内容は聞きしに勝る悪法であり、総則と全体は矛盾しており、外国にいる外国人や組織にまで適用するという。もはや法律の体をなしていない」と述べています(JBpress「香港を殺す国家安全法、明らかになった非道な全文」)。
この法律の施行によって、政治団体「デモシスト(香港衆志)」は、6月30日に解散を決めています。デモシストは、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)、羅冠聡(ネイサン・ロー)、周庭(アグネス・チョウ)らによって2016年に結成された香港の代表的な民主化団体です。
この「国家安全法」によって、香港、中国はどう変化していくのか。
国際社会は中国にどう対処するのか。
外国人にも適用されるという法律の内容から、香港の現在、国際社会の動きまで、福島さんにお伺いします。

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福島香織

福島香織
ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。おもに中国の政治経済社会をテーマに取材。著書に、『ウイグル人に何が起きているのか 民族迫害の起源と現在』(PHP新書)、『習近平の敗北 紅い帝国・中国の危機』(ワニブックス)、『SEALDsと東アジア若者デモってなんだ! 』(イースト新書)、『中国絶望工場の若者たち』(PHP研究所)、『中国「反日デモ」の深層』(扶桑社新書)、『潜入ルポ 中国の女』(文藝春秋)など。

※ プロフィールは放送日2020.07.10時点の情報です

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