中村征夫
写真家
1945年秋田県昭和町(現・潟上市)生まれ。19歳のとき神奈川県真鶴岬で水中写真を独学で始める。撮影プロダクションを経て、31歳でフリーランスとなる。1977年東京湾にはじめて潜り、ヘドロの海で逞しく生きる生きものに感動、以降ライフワークとして取り組む。数々の報道の現場の経験を生かし、新聞、テレビ、ラジオ、講演会とさまざまなメディアを通して海の魅力や海をめぐる人々の営みを伝えている。2009年秋田県潟上市にフォトギャラリーブルーホールを開設した。1988年にルポルタージュ「全・東京湾」と写真集「海中顔面博覧会」で木村伊兵衛写真賞、2007年に写真集「海中2万7000時間の旅」と写真展「海中2万7000時間の旅」(東京都写真美術館)で土門拳賞を受賞。