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世界は中国の暴走にどう立ち向かうか
南シナ海の実効支配は尖閣や沖縄へと向かう

 8月に入り、東シナ海で国際法を無視した中国の横暴ぶりがすますエスカレートしています。国営新華社通信は、中国海軍が1日、東シナ海で艦艇100隻以上、軍用機数十機などが参加した大規模実弾演習を行ったと伝えました。また5日には、中国海警局の公船2隻と漁船6隻が、尖閣諸島周辺の領海に侵入しました。公船と漁船が同時に領海に侵入するのは初めてのことです。東シナ海での緊迫した情勢を受けて、元防衛庁情報本部長で国基研企画委員の太田文雄氏との対談を企画しました。
 太田氏は「国が領有権を獲得するには5段階の方程式パターンがある。すでに軍事施設が出来上がっている南シナ海と同様に尖閣諸島を実効支配する一歩手前に来ている。軍事的には中国の兵力が日本の5倍になる2020年が危険だ」と敵の兵力が5分1ならば攻撃せよという孫子の兵法を引きながら分析しました。櫻井キャスターは「2020年まで中国は待たないのではないか。尖閣は米国大統領選挙までのこの半年が危険ではないか」とさらに早い尖閣上陸の可能性を指摘しました。さらに太田氏は「2013年の中国共産党機関紙『人民日報』に沖縄の主権は未解決であるいう専門家の論文が掲載されており、これは中国が領有権獲得を狙う方程式の第1段階に当たる。尖閣が実効支配されれば、次は沖縄だ」と断言しました。
 日本の国益を守るために、今、中国の国際法を無視した傍若無人な行いを抑制しなければなりません。では、具体的に我が国は何をすればよいのでしょうか。対談後半で櫻井キャスターは「米国と日本が協力して何ができるのか、エアシーバトルとか島嶼防衛などは実現性があるのか」と尋ねると、太田氏は「日本は対中国A2ADで接近防止などの軍事戦略を取ろうとしている。中国の最大弱点は潜水艦戦。日本は技術の優れた潜水艦で洋上封鎖し、第1列島線を防御して中国の海上戦力を外に出さないようにするべきだ」と日本が取るべき具体的軍事戦略を明らかにしました。

≪動画インデックス≫
 1.南シナ海、東シナ海の現状は、その緊迫度は?
 2.海南島の海底潜水艦基地は中国第2の海軍基地で米大陸を直接攻撃できる
 3.領有権獲得には方程式があり、南シナ海で起きたことは東シナ海でも起きる
 4.中国の軍事力が日本の5倍になる2020年が尖閣危機だ
 5.A2ADを実行可能にする中国の凄まじい軍事力の実態
 6.尖閣が中国に実効支配されれば、次は沖縄に触手が伸びるのは確実だ
 7.中国は台湾、沖縄に出撃できる39基地を持っている
 8.中国は台湾総統府に似せた建物を国内に作り、攻略訓練を行っている
 9.旧型飛行機で改造無人機を飛ばし、敵ミサイルの標的にして戦力を消費させる
10.航続距離700キロの中国武装ヘリは、尖閣を攻撃し中国本土を往復可能
11.中国の最大弱点は潜水艦戦。敵潜水艦を探知し撃退する力が弱い
12.「専守防衛」ではなく「戦略守勢」を使うべきだ

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ゲスト

太田文雄
太田文雄 (おおた ふみお) 
元防衛庁情報本部長・国基研企画委員
1948年生まれ。1970年防衛大学校卒、ゆうぐも艦長、スタンフォード大学国際安全保障軍備管理研究所客員研究員、米国防総合大学卒、第1・64護衛隊司令、在米日本大使館国防武官、統合幕僚学校長を経て情報本部長、ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院博士課程修了(国際関係論博士取得)、2005年定年退官(海将)。防衛大学校教授、政策研究大学院大学安全保障・国際問題博士課程連携教授。現在、国家基本問題研究所企画委員。剣道教士七段。著書に『国際情勢と安全保障政策』、『中国の海洋戦略にどう対応すべきか』、『日本の存亡は「孫子」にあり』など多数。

※ プロフィールは放送日2016.08.12時点の情報です



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