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「譲位」は皇統の安定につながるのか
大河のような皇室の存在は大切に守りたい

 天皇陛下が直接国民にご意向を示された譲位(生前退位)をめぐり、政府が設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は、11月に憲法や皇室制度の専門家16人を招き3回にわたりヒアリングを行います。櫻井よしこキャスターは14日の第2回ヒアリングで譲位に反対する見解を表明し、憲法学者の百地章氏は30日の第3回ヒアリングで譲位を認める立場を表明します。第2回ヒアリングまでには、11人の専門家のうち条件付きを含め5人が譲位に賛成、6人が譲位に反対し意見が分かれました。
 対談の冒頭、櫻井キャスターは「百地先生と私は、基本的な価値観は同じです。しかし、天皇陛下のおことばにどのように答えるかは、様々な思いがお互いにあります。じっくりとお話を伺い、私もお話をして、視聴者の皆さんと共に考えていきたい」と語りました。
 対談の中で櫻井キャスターは「高齢により国事行為の遂行が難しい場合は、摂政を置くべきである。日本国の選択として天皇は終身天皇で、摂政を規定した皇室典範16条2項の『精神もしくは身体の重患又は重大な事故により』に『又はご高齢』という5文字を加えれば良い。天皇陛下にとって最重要な役割は祭祀で、国事行為や公的行為は優先順位をつけて、皇太子様や秋篠宮様と分担体制を工夫すればよい」と主張しました。
 一方、百地章氏は「陛下のおことばを高齢化社会の問題点として受け止めた。皇室典範を作った明治時代と現在は寿命も社会状況も異なっているので、天皇は終身制が原則ではあるが、1回限り厳しい限定条件を付けて譲位を認める。そのためには、皇室典範の中に根拠規定を置き、それに基づいて特措法を制定すれば両方を一体と見ることができる。皇室典範の付則は第3項まであるが、4項を作り、『第4条にかかわらず、天皇は特別措置法の定めるところにより、譲位することができる』とすればよい」と譲位を認める考えを示しました。

≪動画インデックス≫
 1.NHKスクープを見て考えたこと、天皇陛下のおことばを聞き考えたこと
 2.百地氏が「摂政」から「譲位」に変わった理由
 3.櫻井キャスターが「譲位」容認から「摂政」に変わった理由
 4.「祭祀」+被災地への訪問など「国民との触れあい」は今上天皇が考えたスタイル
 5.摂政を設けて終身天皇制度を保つ方が皇室及び日本国の安定度が高い
 6.今上天皇がお元気で90歳になれば皇太子は64歳でも即位できない
 7.おことばを高齢化社会の問題と受け止め、例外として譲位を容認する
 8.譲位を容認するために皇室典範の中に根拠規定を置きそれに基づいた特措法を作る
 9.私たちが振り返ってみる事例は昭和天皇の生き方の中にある
10.大河のような皇室の存在は時間をかけて大切に守りたい

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ゲスト

百地 章
百地 章 (ももち あきら) 
憲法学者・国士舘大学大学院客員教授
1946年静岡県生まれ。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。愛媛大学法文学部教授を経て、1994年から日本大学法学部教授。国士舘大学大学院客員教授。法学博士。現在、比較憲法学会理事長、憲法学会理事、『産経新聞』「正論」執筆メンバー。著書に『憲法の常識 常識の憲法』、『憲法と日本の再生』、『靖国と憲法』、『憲法と政教分離』など多数。

※ プロフィールは放送日2016.11.18時点の情報です



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