選挙といえば、この人の登場です。選挙予測“百発百中”の飯島勲氏の持論は「どんな選挙でも告示された途端に9割勝負は決まっている。残り1割は激戦区の勝敗だ」と言います。対談の冒頭で“選挙の神様”飯島勲内閣官房参与も「政治の世界に46年もいるが、公示後急激に議席の変化が起きたのは初めてだ」と語り、神様でも今回の予測には手こずったようです。飯島氏は、マスコミが自民党議席40割れの予測を出す中で、最初の予測を2回にわたり修正した最終分析をパターンに手書きで書きました。その結果どうなったのか、飯島流の選挙分析も併せて対談動画でぜひご覧いただきたいと思います。
現職知事が地域政党を率いて戦う異色の東京都議選は23日に告示され、定数127議席に259人が立候補し、9日間の戦いの火ぶたが切られました。小池知事はこれまでの都政の評価の物差しを都民ファーストの会の議席と考えており、小池支持勢力が都議会の過半数を獲得すれば、地域住民が知事と議会を別々に選挙する二元代表制による民主主義の原則は、根底から崩れかねません。
第1党だった自民党は、首都決戦前に「魔の2回生」の不祥事や様々な疑惑が噴き出てまさにオウンゴールでの得点を許しています。櫻井キャスターが「安倍首相に対する党内の責任追及はどのくらいの数字で出てきそうか」と尋ねますと、「30台になればでてくるが、必ず足を引っ張る人はいますから、まあ40台では我慢せざるを得ない」と語りました。番組の後半で、飯島氏は「今回内閣改造をして、臨時国会を開き、今年中に総選挙に打って出て、仮に30議席が減っても、来年もう1回総選挙をする。過去の例から振り子の原理で、仮に30議席減ったとしても脇を閉めて戦えば自民党は復元します」と自信たっぷりに語りました。
≪対談で語られた論点≫
1.選挙の神様も手こずった都議会選挙予測
2.小池か?自民か?飯島流「百発百中」都議選選挙予測
3.激戦区の江戸川・目黒・板橋・北多摩の分析
4.小池氏が都知事を5年やれば国政には出られない
5.安倍首相はいつ内閣改造に踏み切るのか
6.30議席減らしても今年も総選挙、来年も総選挙で自民は復元する
7.小池都政の課題と困難は山積み
8.前川前事務次官は「たった一人のクーデター」に過ぎない
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飯島勲
内閣官房参与
1945年長野県生まれ。東京電機大学短大電気科を卒業。1972年初当選した小泉純一郎元首相の秘書に就任、以来30年間、衆院選10期連続当選の小泉議員の政策担当秘書を務めた。小泉議員入閣とともに厚生大臣秘書官、郵政大臣秘書官、その後再び厚生大臣秘書官となる。自民党秘書会副会長なども務め、永年秘書衆議院議長表彰を受けた。現在、安倍政権の内閣参与(特命担当)、松本歯科大学特任教授。著書に『小泉官邸秘録』、『実録小泉外交』、『小泉元総理秘書官が明かす 人生「裏ワザ」手帖』、『政治の急所』など多数。
※ プロフィールは放送日2017.06.30時点の情報です