加計学園の今治市獣医学部新設の全てを知る当事者は、加戸守行前愛媛県知事です。
国会閉会中審査での加戸さんの証言をテレビで伝えた時間はたったの6分1秒、メディアがこぞって「正義の人」に仕立て上げた前川前文科事務次官の発言は、2時間33分35秒でした。“皆様のNHK”もニュース番組で加戸証言を黙殺しました。
対談の冒頭で櫻井キャスターは「NHKは放送法64条を使い受信契約義務を国民に押し付けながら、政治的公平、事実を曲げない、多くの角度から問題を報道するという放送法4条は守らない」と指摘しました。加戸さんは「我々も今治市民は受信料を払わない、愛媛県民も払わないということが起きてもおかしくない」と応じました。櫻井キャスターは「スクランブルを入れて見たくない番組は見ない。その代わりにお金は払わない」とNHKへの新制度を提案しました。
政府の国家戦略特区制度を利用した学校法人加計学園の獣医学部新設問題の焦点は、文科省の大学設置審議会に移ってきています。8月25日に行われた審議会では、加計学園の新設認可の判断を保留しました。審査委員は、8人のほとんどが獣医学部の新設に反対している獣医師学会会員です。今後も審査が行われますが、委員が認可のハードルを勝手に高く設定してしまわないか、10月下旬までに正しい審査が行われるかを見守る必要があります。櫻井キャスターは「10月下旬に正しい結論を出させるためにメディア偏向に対し行動を起こさなくてはいけない」と述べますと、加戸さんは「10月末の結論を待って、仮に潰れるようなことがあるとすれば、NHKと朝日と野党の責任追及のために残る人生の全てを掛けて闘います」とにこやかに笑いながら意気込みを語りました。
≪対談で語られた論点≫
1.加計問題のテレビ報道は異常なまでに不公平だ
2. NHKは放送法64条で受信契約義務を押し付け、放送法4条は守らない
3.偏向するNHKにはスクランブルをかけさせるべきだ
4.テレビ局に電波の独占を止めさせ、自由競争にすべきだ
5.文科省設置委は加計審査のハードルを高くしていないか
6.未経験だが意欲のある組織を優遇するのが国家戦略特区
7.獣医学部設置“白紙撤回”は戯けた議論だ!
8.今治市で蠢く左翼活動家の正体
9.国家戦略特区WGの一点の曇りもない努力の成果
10.認可が潰れたらNHK、朝日、野党の追及に人生の全てを賭けて戦う
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加戸守行
前愛媛県知事
1934年旧関東州大連市で生まれる。1957年東京大学法学部卒業、文部省入省。1070年文化庁著作権課長として著作権法施行令及び同法施行規則を制定。1983年文化庁次長として著作権法一部改正など5本の法案を担当し成立させた。文部省体育局長、教育助成局長を歴任し、1988年に文部省大臣官房長。その後、学校共済組合理事長、日本芸術文化振興会理事長。日本音楽著作権協会理事長など歴任し、1999年から愛媛県知事に就任、3期にわたり務めた。著書に著作権を学ぶものの必読書『著作権法逐条講義』、『我が流儀は「加戸流」』など。
※ プロフィールは放送日2017.08.25時点の情報です