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Vol.274 一般公開

緊急特番「言論を捨てた朝日新聞」

訴状から朝日のもくろみを読み解く

2018.01.19 101分

 言論機関である朝日新聞は、10万部を超えるベストセラーになった「徹底検証『森友・家計事件』」の著者で文芸評論家の小川榮太郎氏と発売元の飛鳥新社を5000万円という高額な損害賠償金を突きつけて提訴しました。言論の自由という普遍的価値観を掲げていたはずの朝日新聞ですが、小川氏の説明や反論に言論機関らしく紙面で毅然と答えることもせずに、いきなり司法に持ち込みました。これでは朝日は言論の自由を捨てたのか、スラップ訴訟ではないかと言われても仕方がありません。
 1月19日金曜夜9時『櫻LIVE 君の一歩が朝(あした)を変える!』第274回は、櫻井よしこキャスター、花田紀凱編集長に、ノンフィクション作家の門田隆将さん、林いづみ弁護士が加わり、緊急特番90分『言論を捨てた朝日新聞』~訴状から朝日のもくろみを読み解く~を急遽編成しました。

≪対談で語られた論点≫
 1.朝日記事の「論評」を書くのに朝日の取材は必要ではない 
 2.櫻井「言論人は署名入り原稿を出せば、それが真剣勝負だ」
 3.林「人権を侵害する訴権の乱用は違法になる」
 4.訴訟を起こされると本の広告ができなくなる
 5.提訴するまでの朝日新聞社内の動き
 6.吉田調書誤報の際と同じ朝日新聞の恫喝手法
 7.朝日新聞の訴状は論理のすり替えだらけ
 8.朝日新聞のモリカケ報道は見出しで印象操作をする
 9.5・17「総理の意向」記事についての言い訳を粉砕する
10.訴状の数々の矛盾を解明する
11.訴訟負担が被告の萎縮効果を生む
12.政治で勝てないリベラルが司法と国連を利用する時代
13.真実相当性のハードルが高くなった
14.花田「日本の言論を守るために第2弾を出版する」
15.門田「新聞は都合のいいようにストレートニュースまで捻じ曲げてくる」

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門田隆将

門田隆将
ノンフィクション作家

1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたって様々な分野で800本近い特集記事を執筆。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ(小学館)、生前の吉田昌郎所長に単独、長時間インタビューして書き上げた『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)、『日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)など多数。『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で第19回山本七平賞受賞。最新刊は『奇跡の歌 ~戦争と望郷とペギー葉山~』(小学館)。

林いづみ

林いづみ
弁護士

検察庁検事を経て1987年弁護士登録。現規制改革会議・同推進会議委員医療・介護WG座長、知的財産戦略本部員等。日弁連知的財産センター長、日本知的財産仲裁センター長等歴任。中央大学法科大学院客員教授2007~2017。国内・国外の企業法務や知的財産に関する相談、契約交渉、紛争解決を数多く手がける。

※ プロフィールは放送日2018.01.19時点の情報です

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