過去の放送

Vol.280 一般公開

櫻井&青山の憲法改正実現への熱き心

4月末までに軍事オプションか、米朝裏合意

2018.03.02 59分

 憲法改正を実現しようとする「熱き心」が弾け合う素晴らしい対談となりました。
 自民党の憲法改正案の策定作業が活発になってきています。憲法9条改正案の意見を集約する憲法改正推進本部全体会合(細田博之本部長)では、提出された改正案を①安倍総裁の改正案は1項、2項は維持し、その他に「自衛隊を明記」する、②石破茂氏は戦力不保持と交戦権否認を定める「2項は削除」、③青山繁晴氏は1項、2項を維持したまま「自衛権を追記」、に大きく分類しました。
 櫻井キャスターは青山案の「自衛権明記」について「憲法改正で国会発議の3分の2を取るには公明党の協力次第、安倍案でもギリギリ、青山案ではもっと協力が得られないのではないか」と問うと、青山氏は「第3項で自衛権の発動は妨げないといえば、自衛隊は完璧に認められるし、良い意味での発展性もある。しかし、これまでこの案で行ってくれとは一言も言っていない。たたき台なので、自民党の中で揉んで形を変え、言葉をのせ、決議してもらい、まず公明党、次に野党、そうしなければ国会発議の3分の2はとれない」と応じました。さらに青山氏は「憲法改正だけは無理にまとめないで、自由な討議の結果、ここまで煮詰ったと、あと1回超党派で煮詰めるというのが本来のやり方だ」と憲法改正のカタチを力説しました。
 後半は朝鮮半島情勢が語られました。櫻井キャスターは「パラリンピック以後の朝鮮半島情勢はどうなるのか」と尋ねると、青山氏は「トランプ大統領は4月末までに二つのうち一つを決断する。限定的であっても軍事オプションを使うか、米朝裏合意で日本を裏切るかだ」と断言しました。なぜ青山氏がそう考えるのか。根拠は何か、米朝裏合意で日本はどうなるのかは動画でお楽しみください。

≪対談で語られた論点≫
 1.なぜ自民党で憲法改正論議が加速したか
 2.憲法改正を阻む「政治の現実」
 3.自民リベラル「9条は触らない方が良い」
 4.石破案は理念こそ良いが現実に戦えない
 5.「自衛隊明記」と「自衛権明記」の違い
 6.憲法審査会51%勝利は国民投票で負ける
 7.憲法改正案は自民党の考え方を示せばよい
 8.安保法制の複雑な議論を再び繰り返すのか
 9.4月末までに軍事オプションか米朝裏合意
10.金英哲韓国訪問で米国は文在寅を捨てた
11.米朝裏交渉は北朝鮮が「現状維持」で良い
12.北朝鮮は絶対に核を諦めない

Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。

プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。

青山繁晴

青山繁晴
参議院議員

1952年兵庫県神戸市生まれ。慶應大学中退後、早稲田大学政治経済学部卒業。共同通信社へ入社し、官邸、自民党担当記者等を経て、ペルー日本大使館占拠事件で現地取材した後に退社。三菱総合研究所の研究員として、安全保障・外交から金融・経済など包括する国家戦略の立案に携わる。 2002年シンクタンク独立総合研究所を創立し、代表取締役兼主席研究員に就任した。TVタックルなどテレビ番組に出演多数。2016年7月参議院選挙比例区(自民)に立候補し当選した。著作に『ぼくらの祖国』、『ぼくらの真実』、『壊れた地球儀の直し方』など。

※ プロフィールは放送日2018.03.02時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら
Instagramはじめました フォローはこちらから

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

週刊誌や月刊誌に執筆したコラムを掲載闘うコラム大全集

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!