過去の放送

Vol.308 一般公開

安倍外交で日本は旗を高く掲げ進む時

山は動くか?プーチンの年内平和条約新提案

2018.09.14 64分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 ロシアのプーチン大統領はなぜ突然、今年中の平和条約の締結を提案したのでしょうか。安倍総理から経済援助をくすね獲るためでしょうか。それとも1956年日ソ共同宣言に基づいて、平和条約を結び、小さな島2つを返し、同時に多くの支援を得ようとしているのでしょうか。
 今夜のゲスト、門田隆将さん、石橋文登さんはこの点で多少意見が分かれました。日ソ、日露の交渉の歴史を見ると、なかなかプーチン大統領の言うことなど、信じられないのは当然です。しかし、その不信感だけでは領土問題は解決しないのも事実です。安倍総理の洞察は那辺にあるのでしょうか。
 自民党総裁選がまもなくです。大勝することは明らかですが、三選の安倍総理は何を目指しているのか。ロシア問題、北朝鮮問題、憲法改正問題の3大問題を、いずれもスピーディーにやり遂げようとする戦略を実は持っているのではないかと考えました。

≪対談で語られた論点≫
 1.山は動くか?プーチン年内平和条約新提案
 2.領土問題は強力指導者間のトップダウン
 3.指導者は「汗をかく」「人を裏切らない」
 4.石破氏は石破4条件の説明をしなかった
 5.憲法改正に今ほど緊急の時はない
 6.安倍首相は3選後に何をやるのか
 7.中国外交は国内の権力闘争で決まる
 8.憲法改正は国民投票から逆算し発議を狙う
 9.参議院選挙は国民投票とのダブル選挙
10.義理堅い安倍首相は数合わせでは動かない
11.総裁選の勝ち方で今後の人事が決まる
12.安倍外交で日本は旗を高く掲げて進む時代

Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。

プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。

門田隆将

門田隆将
ノンフィクション作家

1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたって様々な分野で800本近い特集記事を執筆。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ(小学館)、生前の吉田昌郎所長に単独、長時間インタビューして書き上げた『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)、『日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)など多数。『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で第19回山本七平賞受賞。最新刊は『奇跡の歌 ~戦争と望郷とペギー葉山~』(小学館)。

石橋文登

石橋文登
産経新聞政治部長

※ プロフィールは放送日2018.09.14時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら
Instagramはじめました フォローはこちらから

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

週刊誌や月刊誌に執筆したコラムを掲載闘うコラム大全集

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!