≪櫻井よしこの対談後記≫
有本香さんは百田尚樹さんの歴史の本のまとめに没頭しているようです。百田さんを中心に合宿をしている場所から言論テレビに駆けつけてくれました。
私たちの今夜のテーマは築地と豊洲です。いよいよ築地市場が閉められ、豊洲が開きました。日本の顔である東京都、その東京の活気の中心である中央市場、そこにありとあらゆる場所から海の幸、山の幸が集まってきます。世界を代表する市場になり得るのか。庶民の食の悦びを満たす市場になり得るのか。東京だけでなく日本の繁栄と元気を盛り立てる市場になり得るのか。そんな観点から2人で語りました。
何と言っても小池さんの批判にならざるを得ないのが残念でした。小池都政は本当に問題含みであることが改めて解りました。これからの監視のポイントは2つ。どれほどの無駄なお金が使われたかという問題・・・6千億円という豊洲移転のコストをどのようにまかなっていくのか。加えて、関係者が提訴した裁判があります。これからは、お金と裁判、この2つを軸に小池都政を見つめていく必要がありそうです。
≪対談で語られた論点≫
1.築地⇔豊洲は暫定道なら車でたったの3分
2.延期2年で都は豊洲習熟訓練を実施したか
3.移転反対派は小池都知事に梯子を外された
4.移転費用の6千億円はどう返済するのか
5.築地にも「市場機能を残す」のは無理
6.定例会見で記者は学歴詐称疑惑を追及せず
7.環状2号線は五輪の後2022年に全線開通
8.「鑑札」が手に入らず業者の数が減少する
9.小池都知事がヘイト条例成立を急いだ理由
10.ヘイト規制条例は人権擁護法の焼き直しだ
11.小池監視は巨額な豊洲移転費用と住民訴訟
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有本 香
ジャーナリスト
1962年生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌編集長、上場企業の広報担当を経験したのち独立。現在は編集・企画会社を経営するかたわら、世界中を取材し、チベット・ウイグル問題、日中関係、日本の国内政治をテーマに執筆。著書に、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす 日中関係とプロパガンダ』(石平氏との共著、産経新聞出版)、『中国はチベットからパンダを盗んだ』(講談社+α新書)、『はじめての支那論 中華思想の正体と日本の覚悟』(共著、幻冬舎新書)、『「小池劇場」が日本を滅ぼす』 (幻冬舎)など。
※ プロフィールは放送日2018.10.19時点の情報です