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Vol.57 一般公開

「教育は家庭の教えで芽を出し、学校で花が咲き、世間で実がなる」
自分が変われば子供が変わる「主体変容」が家庭教育の基本

2013.11.22 50分

 如何なる国にとっても教育は最重要の課題です。安倍政権も「教育再生」を最重要政策に挙げています。いうまでもなく教育は「学校教育」と「家庭教育」から成り立ちますが、改革は学校教育に偏りがちです。家庭教育が如何に重要かを誰もが理解しながらも正面からの取り組みは腰が引けているのが現状です。今回の対談には「親が育てば子供も育つ」と教育現場で自説を実践する高橋史朗明星大学教授をお迎えしました。文部省中教審委員でもある櫻井キャスターと戦後教育の何が問題なのか、教育現場、特に小学校では今何が起こっているのか、教育の原点である家庭教育、幼児教育をどのように立て直せば良いのかなど議論していただき、特に若いお母さんに見ていただきたいと企画いたしました。

 対談の後半で櫻井キャスターは「かつて素晴らしい教育が日本にあった、その教育を生き返らせることは可能なのか、新型の学級崩壊を予防することが可能なのか」と問いました。高橋教授は「教育の道は家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、世間の教えで実がなる」という明治時代に高等小学校から親に配られた「家庭心得」の諺を紹介し、教育が大地に根を張るためには家庭教育、乳幼児教育が極めて大事で、学級崩壊の予防にもなると答えました。

≪動画インデックス≫
1. 親の変化が子供の変化に直結する
2.「わがまま放題」と「自由放任」の区別がつかない親が出て来た
3.「友達先生」「友達両親」→子供に“大人”の姿が見せられない親が増えている
4. 輝宙(ピカチュウ)や美貝(ミシェル)などキラキラネームが横行する!
5. 子供の夢ランキングではお父さんやお母さんはランク外!
6. 親が育たないと子供は育たない!
7. 食生活、生活習慣・・・実は親の都合が優先され子供の権利が侵害されている
8. 親の役割は「しっかり抱いて 下におろして 歩かせる」
9. 旧会津藩の「什の掟」・・・ならぬことはならぬものです
10.「子育て四訓」とは
11.躾の三原則「挨拶、返事、整理整頓」日本再生はまずここから始める

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高橋 史朗

高橋 史朗
教育評論家・国家基本問題研究所理事

昭和25年兵庫県生まれ。早稲田大学大学院修了後、スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員。臨時教育審議会専門委員、国際学校研究委員会委員、神奈川県学校不適応(登校拒否)対策研究協議会専門部会長、青少年健全育成調査研究委員会座長、仙台市男女共同参画審議会委員、「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議「地域・家族の再生」分科会委員。現在、明星大学教授、玉川大学大学院講師、国家基本問題研究所理事。著書に『親が育てば子供は育つ』、『親学のすすめ』、『悩める子どもをどう救うのか』、『「学校崩壊」10の克服法』、『家庭教育の再生 今なぜ「親学」「親守詩」か。』、『脳科学から見た日本の伝統的子育て』など多数。

※ プロフィールは放送日2013.11.22時点の情報です

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