北朝鮮No.2張成沢氏の公開処刑が北朝鮮から発表されました。元駐日韓国大使館公使で「統一日報」論説主幹の洪熒（ホンヒョン）氏は「すでに朝鮮半島有事は始まった。最も気になるのは中国の動きだ」と指摘しました。北朝鮮との国境線で軍事演習を繰り返す中国は、朝鮮半島の有事にどう動くのか、韓国は事態をどのように受け止め、有事に備えているのか、日本はどう対応するべきかなどを櫻井キャスターと洪熒氏に最新情報と意見を出し合っていただくのが今回の対談企画の狙いです。

　2013年の暮れも押し詰まった26日、安倍総理は靖国神社を参拝しました。韓国は外務省ではなく一段高いレベルの大統領府が声明を出すなど激しい反発を見せています。安倍総理の靖国参拝の翌日というタイミングで、韓国の公式見解とは別に洪熒氏ご自身の受け止め方をお聞きしました。

≪動画インデックス≫
１． 安倍総理の靖国参拝を洪熒氏はどう受け止めたのか？
２． 日本帝国陸軍軍人として処刑を選択した洪思翊（こうしよく）中将
３． 張成沢は公開処刑された証拠がないから公開処刑はされていない？
４． 張成沢を急いで処刑したのは、それほど国内が不安定だからだ！
５． 核、ミサイルの責任者・白世鳳第二経済委員長の亡命は本当か？
６． 2年間の限りない粛清で、金正恩自身の安全を守る装置を自ら壊してしまった
７． 韓国国会議員のなんと2割が国家反逆罪などの犯罪者
８． 北朝鮮の戦術目標は国家保安法の撤廃、中央情報局の解体、在韓米軍の撤退だ！
９． 北朝鮮寄りで中国思考の尹炳世（ユンビョンセ）外務大臣を早く更迭すべきだ！
10．韓国の教会は北朝鮮勢力の根拠地？
11．日韓が自覚すれば、どう相手を尊重し、協力すべきなのかは簡単に分る。

洪熒
元駐日韓国大使館公使

1948年生まれ。ソウル出身。陸軍士官学校卒業。歩兵将校として野戦部隊の小隊長などを経て国防部勤務。外務部へ転職後、駐日韓国大使館で参事官と公使を務める。退官後、早稲田大学客員研究員, 桜美林大学客員教授を経て、現在、統一日報論説主幹。訳書に『蜃気楼か?中国経済』など。

※ プロフィールは放送日2013.12.27時点の情報です