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Vol.447 一般公開

小池知事が狙う五輪中止“ちゃぶ台返し”

五輪潰しは菅おろし、「共産」先陣「立民」後追い

2021.05.14 62分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜は久々に上念司・石橋文登両氏のコンビでした。コロナ禍をどう生き延びるか。コロナ禍の政界で何が起きているかを論じて貰いました。
 ワクチンの普及が思ったようにすすまず、5~6月と予測されていた解散総選挙を打つチャンスは菅さんには無かったようです。
 今起きているのは五輪中止を表看板にした菅降ろし工作です。
 共産党から始まったこの動きは立憲民主にも広がり、それを支持する週刊誌、リベラルな新聞が煽ります。
 何故五輪を中止しなければならないのか。中止すればコロナが収まるのか。具体的な理由はどこにもありません。しかしいわゆる、空気が広まっているのです。それを利用するのが都知事の小池百合子さんです。彼女が知事の座を放棄し、中央政界に舞い戻る可能性がないとは言えません。野党を巻きこんだ政局を仕掛けてくる可能性を石橋さんがいくつかの具体的証拠を示しながら語りました。
 五輪中止の経済面については上念さんが分析しました。非常に面白い対談だったと思います。

≪対談で語られた論点≫
 1.なぜ連休中にワクチン接種が増えなかったか
 2.共産党総動員で五輪潰しの口火を切った
 3.池江選手へのツイッターはほぼリベラル系
 4.五輪潰し「共産」先頭、「立民」が後追い
 5.枝野、志位が生き延びる道は五輪中止
 6.五輪中止で損害賠償や違約金が発生するか
 7.五輪中止で失われるのは3.2兆円+5000億円
 8.高橋洋一内閣参与の「さざ波」発言の真意
 9.小池知事の五輪中止“ちゃぶ台返し”の時期
10.小池知事の二階訪問は「解散」時期を探る
11.ついに社民党支持率がゼロになった
12.上念司のコロナ禍でも元気が出る方法

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上念司

上念司
経済評論家

株式会社「監査と分析」代表取締役。1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は日本最古の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年より、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任。2011年の東日本大震災に際しては勝間氏と共に「デフレ脱却国民会議」を設立し、事務局長に就任。震災対策として震災国債を日本銀行の買いオペ対象とすることを要求。白川方明総裁までの日本銀行の政策を強く批判してきた。著書に『テレビ局はなぜ「放送法」を守らないのか —民主主義の意味を問う』(ベストセラーズ)、『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』『習近平が隠す本当は世界3位の中国経済』(講談社+α新書)など多数。

石橋文登

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」(飛鳥新社)、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版、共著)、「『脱原発』が地方を滅ぼす」(産経新聞出版、共著)など多数。

※ プロフィールは放送日2021.05.14時点の情報です

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