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Vol.463 一般公開

特番:菅首相心折れたか?不出馬の真相

総裁選は岸田、高市、河野、石破の戦い

2021.09.03 110分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 菅総理の突然の辞任には世界中が驚きました。
 この政局の混乱の端緒となったのが菅総理による二階切りでした。それを一番先に予測したのが実は言論テレビです。8月27日の言論テレビで石橋文登さんが語っています。その通りの展開となりました。しかし政治というものは恐ろしいものです。どんどんはずみがついて菅さん自身の辞任ということになりました。
 次の総理総裁候補の顔ぶれを見ると心が暗くなります。日本国の未来を託すには余りにも危なっかしい人々がひしめいています。考え方は良いとしても仲間の政治家を統合する能力があるのか疑わざるを得ない人もいます。このように各々タイプの違う候補者たちの人物評、それぞれの下でどんな政治が展開されていくかも論じました。

≪対談で語られた論点≫
【第一部】自民党は「選挙の顔」を選べるのか
 1.海外メディアは菅首相の功績を称えた
 2.菅首相は「二階切りに時間をかけ過ぎた
 3.菅首相のコロナ対策は成功している
 4.選挙敗北は首相でなく幹事長の責任
 5.「首相9月中旬解散」のリークは二階幹事長か
 6.菅首相は安倍前首相に全幅の信頼を置けなかった
 7.菅首相はコロナで対面情報収集ができない
 8.岸田は政治的センスゼロ (以下敬称略)
 9.安倍、麻生は最後まで手の内を明かさない
10.高市は政治能力が高いが仲間づくりが下手
11.高市首相が誕生すれば朝日などが総攻撃
12.河野は麻生派のために汗をかいていない
13.自民4割の3回生以下は“案山子”程度能力
14.河野は永田町で“明智光秀”“男真紀子”
15.防衛省で石破「逃げる」と揶揄されている
16.石破は立民支持者の人気が高い

【第二部】自民党はリベラルになるな!
 1,自民は次の衆院選で単独過半数が取れる
 2.日本だけアフガンスタッフ救出ができない
 3.総裁候補に「国家観」が欠けている
 4.自民は「右の3割岩盤支持層」が大事
 5.日本の世論全体がリベラルに寄っている
 6.自民選挙は「保守的な無党派層」を固める
 7.左翼活動家「自民議員は御しやすい」
 8.「多様性と寛容」は実は「画一性と非寛容」
 9.公明党は「票の罠」を自民党に仕掛ける
10.担いだ首相を自ら降ろす政党は弱くなる

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石橋文登

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」(飛鳥新社)、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版、共著)、「『脱原発』が地方を滅ぼす」(産経新聞出版、共著)など多数。

有元隆志

有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」(産経新聞出版、共著)など。

阿比留瑠比

阿比留瑠比
産経新聞論説委員兼政治部編集委員

1966年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。90年、産経新聞社入社。仙台総局、文化部、社会部を経て、98年から政治部。首相官邸、自由党、防衛庁、自民党、外務省などを担当し、首相官邸キャップ、外務省兼遊軍担当などを歴任。2013年、政治部編集委員。15年、論説委員兼政治部編集委員。 著書に『だから安倍晋三政権は強い』『偏向ざんまい GHQの魔法が解けない人たち』『破壊外交 民主党政権の3年間で日本は何を失ったか』『決定版 民主党と日教組』(いずれも産経新聞出版)、『総理の誕生』(文藝春秋)、『政権交代の悪夢』(新潮新書)など。

※ プロフィールは放送日2021.09.03時点の情報です

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