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Vol.86 一般公開

「宮家の役割は、いざという時に天皇になる血のスペア」
竹田恒泰が神話から現在の皇室までやさしく語る古事記の世界

2014.06.13 55分

 櫻井よしこキャスターと竹田恒泰さんの対談は、梅雨の夜の書斎に、2700年の時空を超えて神話の世界を醸し出しました。宮内庁は5月27日、高円宮妃久子殿下の次女、典子女王殿下のご婚約が内定したと発表しました。お相手は、出雲大社禰宜(ねぎ)・祭務部長を務める千家国麿(せんげくにまろ)さんで、千家家は代々出雲大社の宮司を務めています。
 典子さまのご婚約は、21世紀に甦った太古の約束の蘇りであると言われますが、なぜそう言われるのでしょうか、竹田さんはその理由を千家家の先祖である天穂日命(アメノホヒノミコト)まで遡って詳しくお話になりました。『現代語古事記』の著者でもある竹田さんは、古事記に書かれている日本の神々、心優しい、民主的な神々が話し合いと徳の力で民を統治していく日本の皇室の脈々と続く歴史を話されました。お二人の対談はなぜ天皇は男系でなければならないか、どのように皇室を開けばよいのかなど核心へと進んでいきました。

≪動画インデックス≫
 1.高円宮典子さまと千家国麿さんのご結婚が理想的である理由とは?
 2.パターンでやさしく説明する神話から皇室への歴史
 3.古事記には心優しい、愛すべき神々が登場
 4.日本皇室は、外国王室と異なり戦争で地位を得ず、話し合いで民をまとめた
 5.天皇の役割は、国民の幸せを「祈る」存在
 6.男系男子の存在する5旧宮家は竹田宮、東久邇宮、久邇宮、賀陽宮、朝香宮
 7.「皇室の役割は、いざという時に天皇になる血のスペアである」
 8.天皇が男系であるのは「血統の原理」、皇位継承原理を変えるのは慎重であるべき
 9.民族同一の原理は「歴史と神話」
10.どういう形で皇室を開くのか? 守るのか?
11.NHKの皇室敬語表現は一般で使う敬語の最上級表現が基準

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竹田 恒泰

竹田 恒泰
作家・憲法学者

昭和50年に東京生まれ。生家は旧皇族・竹田家で、明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部卒業、憲法学・史学の研究に従事する。日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恒和氏は父。平成18年に著書『語られなかった皇族たちの真実』で山本七平賞を受賞、その他『エコマインド~環境の教科書』、『皇室へのソボクなギモン』(共著)、『旧皇族が語る天皇の日本史』、『面白いけど笑えない中国の話』、『面白いけど笑えない韓国の話』など著書多数。ニコニコ動画「竹田恒泰チャンネル」で新聞記事解説を配信中。

※ プロフィールは放送日2014.06.13時点の情報です

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