- 2018.09.15
- 一般公開
支離滅裂に映る細川元首相のインタビュー 闇雲な政権批判はメディアの真価にあらず
『週刊ダイヤモンド』 2018年9月15日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1247雑誌「選択」があらぬ方向に迷走中だ。巻頭インタビューは控え目に言って無意味である。明らかな誤報や歪曲報道も目立つ。選択の誇りは日本の大戦略を示し、論ずることで言論界に重きをなすことだったのではないか。闇雲な政権批判が物言うメディアの真価だと考えているとしたら、無責任な野党並みだ。9月号の細川護煕元首相の巻頭インタビューはどう読んでも支離滅裂だった。氏は安倍晋三首相は「無私の心がない」「指導者として最も重要な歴史観を明確に語っていない」などとしたうえで、「地球温暖化防止の『パリ協定』に本気で取り組んでいるとは言い難い」とも批判した。...