- 2018.04.07
- 一般公開
読み取りづらい朝鮮半島情勢の行方 正恩氏は圧力で動くと忘れるべきでない
『週刊ダイヤモンド』 2018年4月7日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1226 金正恩朝鮮労働党委員長の電撃訪中は、拉致問題の報道にどの社よりも熱心に力を入れてきた「産経新聞」のスクープだった。大きく動いた朝鮮半島情勢の展開は読み取りにくい面もあるが、こんな時こそ基本構造をおさえておきたい。第一は日米が連携して維持した圧力路線が、狙いどおりの結果を生み出した点だ。各テレビ局の報道番組では、従来の日本政府主導の「圧力」路線を否定し、対話路線を取るべきだとの解説やコメントが少なからずあった。...