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Vol.504 会員限定

検察の暴走が目に余る

2024.01.12 44分

令和6年1月12日金曜夜10時、第504回のゲストは産経新聞論説委員兼政治部編集委員の阿比留瑠比さんです。
1月6日、派閥パーティー収入の不記載問題で、産経ニュースは以下のように報じました。
〈安倍派(清和政策研究会)が一昨年夏にパーティー収入の一部を所属議員にキックバック(還流)する慣例の方針継続を決めた際、当時の派閥事務総長だった西村康稔前経済産業相が主導した可能性があることが5日、関係者への取材で分かった〉
〈関係者によると、西村氏ら安倍派幹部は令和4年5月のパーティーに先立って協議。還流停止を決めて議員側に通達したが、議員側が反発。同年7月に安倍派会長だった安倍晋三元首相が死去した後、幹部らは同年8月中旬ごろにかけて再び協議し、一転して還流を継続する方針が決まった〉
昨年末から始まった東京地検特捜部による派閥のパーティー収入問題は、検察からとみられる情報が連日マスコミで報道されてきました。
これを受け、岸田文雄首相(自民党総裁)は「政治刷新本部」を立ち上げ、その事務総長に、木原誠二幹事長代理を起用する方針だということです。また、首相経験者の麻生太郎副総裁と菅義偉前首相に最高顧問を依頼したと岸田首相はBSフジ「プライムニュース」で述べています。
検察しか知り得ないだろう情報をマスコミが流し、世論を動かす。さらに政治を動かす。検察とはいったいどのような存在なのか。阿比留さんに伺います。

阿比留瑠比

阿比留瑠比
産経新聞論説委員兼政治部編集委員

1966年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。90年、産経新聞社入社。仙台総局、文化部、社会部を経て、98年から政治部。首相官邸、自由党、防衛庁、自民党、外務省などを担当し、首相官邸キャップ、外務省兼遊軍担当などを歴任。2013年、政治部編集委員。15年、論説委員兼政治部編集委員。 著書に『だから安倍晋三政権は強い』『偏向ざんまい GHQの魔法が解けない人たち』『破壊外交 民主党政権の3年間で日本は何を失ったか』『決定版 民主党と日教組』(いずれも産経新聞出版)、『総理の誕生』(文藝春秋)、『政権交代の悪夢』(新潮新書)など。

※ プロフィールは放送日2024.01.12時点の情報です

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