過去の放送

Vol.126 一般公開

中国の出城・北朝鮮とミサイル

2016.10.14 44分

10月14日金曜夜10時、第126回のゲストは、軍事・情報戦略研究所所長の西村金一さんです。
9月9日、北朝鮮は5回目の核実験を行いました。
ミサイルについては、まず7月19日に日本海に向けて弾道ミサイル・ノドンを発射、8月3日にも同じくノドンを秋田県男鹿半島沖の日本のEEZ内に落下させました。
さらに8月24日にはSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を発射し、それは日本の防空識別圏に落下。
9月5日にはまたノドン3発を北海道奥尻島沖の日本のEEZ内に落下させています。
なぜこの時期に北は集中してミサイルを発射し、なぜ日本を標的にしたのか。
西村さんはその疑問を解く鍵は、中国の南シナ海問題にあるといいます。
北朝鮮によるミサイル発射は、中国が引き起こしている南シナ海問題から国際社会の目をそらし、脅威の対象をすり替えさせるために北朝鮮と中国が見せた「連携プレー」だと指摘されています。
自衛隊で情報分析官を務めた軍事情報分析の専門家である西村さんに、北朝鮮と中国の関係、PAC3をはじめとする日本の防衛体制について伺います。

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西村金一

西村金一
軍事・情報戦略研究所所長

1952年生まれ。法政大学卒業後、第1空挺団、幹部学校指揮幕僚課程修了。防衛省・統合幕僚部・陸上自衛隊・情報本部の情報分析官を務め、第12師団第2部長、幹部学校戦略室副室長。退官後、08年、三菱総合研究所国際政策研究グループ専門研究員を務め、12年、軍事・情報戦略研究所を設立。著書に『詳解 北朝鮮の実態—金正恩体制下の軍事戦略と国家のゆくえ』(原書房)、『自衛隊はISのテロとどう戦うのか』(共著、祥伝社新書)など。

※ プロフィールは放送日2016.10.14時点の情報です

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