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Vol.555 会員限定

LGBT法案、維新案を“丸呑み”修正

夜を徹した萩生田・馬場会談の一部始終

2023.06.09 63分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜の言論テレビは、これから野党第一党になると宣言した日本維新の代表馬場伸幸さんでした。
 実は久しぶりにお目にかかったのですが、とてもいいお顔になっていました。まっすぐな気持ちが伝わってくるような物言いでもありました。
 木曜日夜から急変したLGBT法案を巡る動きの当事者でもあります。岸田首相が発出した指示に基づいて党幹部が奔走したそうです。
 馬場さんと会談した萩生田さんは、今まで見たこともないような憔悴したお顔だったそうです。
自民、日本維新の会談は木曜日午後3時頃から金曜日の明け方まで続きました。馬場さんの言葉です。「萩生田さんだからこそ、我々も応じた」
 一から十まで岸田さんの思惑で揺れ動いたLGBT法案でした。一体何を考えているのか、総理の気持ちがよくわかりません。

≪対談で語られた論点≫
 1.馬場代表が語るLGBT法案の衆院委採決までの経緯
 2.なぜ法案廃案予想が突然採決まで動いたのか?
 3.自民案が維新案を丸呑みした4つの修正
 4.「ジェンダーアイデンティティ」とはなんだ?
 5.岸田首相にはリアルな情報が入っていない
 6.LGBTは公明プレッシャーで岸田首相が引き摺られた
 7.馬場代表が語る萩生田・馬場会談の一部始終
 8.自公は互いの協力無くして選挙できず、解散は難しい
 9.岸田首相が勝てるのは7月総選挙、だが大勝できない
10. 維新が野党第1党になるための馬場戦略
11. 有権者は与野党「馴れ合い政治」に厳しい
12. バッジ外れても国会改革と国会運営の改善は必ずやる
13. 憲法改正論議を進めるのは維新しかない
14. 政治が大事だと考える若者が増えている

馬場伸幸

馬場伸幸
日本維新の会代表

1965年堺市生まれ、大阪府立鳳高等学校卒業、会社員、衆議院議員中山太郎秘書、堺市議会議員となる。堺市議会議長(第76代)、同副議長(第76代)、堺市議会議員(6期)、維新の党国会対策委員長、日本維新の会幹事長、同共同代表などを歴任。

石橋文登

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」(飛鳥新社)、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版、共著)、「『脱原発』が地方を滅ぼす」(産経新聞出版、共著)など多数。

有元隆志

有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」(産経新聞出版、共著)など。

※ プロフィールは放送日2023.06.09時点の情報です

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