櫻LIVE 君の一歩が朝(あした)を変える!

闘うコラム大全集

2017.06.24号
テロ等準備罪の成立へ強硬に反対した民進党こそが政局に動き良識を捨てた

『週刊ダイヤモンド』 2017年6月24日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1187この原稿を執筆中の6月15日未明、国会ではまだ、与野党が「テロ等準備罪」を巡って攻防を続けている。14日夜、参議院では自民党議員らが本会議場に入ろうとするのを、福島みずほ氏ら野党議員が廊下に立ち塞がる形で妨げようとしていた。複数の民進党議員らが、テレビカメラを意識してか、強硬な反対の意思を厳しい表情に表していた。民進党の未来を担うこれら若手政治家の、テロ等準備罪に反対して仁王立ちになっている姿を見るのは本当に残念だ。本欄でも取り上げたことがあるが、11年前、民主党(現民進党)は、現在の法案の素となった「共謀罪」に次に示すような厳しい注文をつけた。(1)対象となる犯罪を政府案の619から306に絞りこむこと、(2)取り締まる対象を単なる「団体」から「組織的犯罪集団」に改めること、(3)犯罪実行のための「予備行為」を処罰の要件とすること、の3点である。...


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2017.06.22号
米国防総省の報告に見る中国の脅威

『週刊新潮』 2017年6月22日号日本ルネッサンス 第758回米国防総省が6月6日、「中国の軍事情勢」に関する年次報告書を発表した。海洋、宇宙、核、サイバー空間の4分野を軍事戦略の要として、中国が世界最強の国を目指して歩み続ける姿を描き、警告を発している。 報告書は、中国の目標が米国優位の現状を打ち砕くことだと分析し、そのために中国は、サイバー攻撃によって、軍事技術をはじめ自国で必要とする広範な技術の窃取を行い、知的財産盗取を目的とする外国企業への投資や、中国人による民間企業での技術の盗み取りなどを続けていると、驚くほど率直に告発している。...


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2017.06.17号
情報機関の調査機能の一掃を目論む韓国の現状を日本は注視すべき

『週刊ダイヤモンド』 2017年6月17日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1186 46年前の1971年に、東京・渋谷で沖縄返還協定反対デモがあり、警備に当たった新潟県警の中村恒雄警部補、当時21歳が殺害された。「渋谷暴動事件」である。その犯人と思われる大坂正明容疑者が6月7日、逮捕された。実に46年間も逃げ続けていたのだ。 人々が忘れ去っても、ずっと事件を追い続けた公安と警察の働きがあって初めて、大坂容疑者の逮捕となった。国や社会の安全は、このような地道な息の長い努力によって守られていることを改めて認識する。...


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2017.06.15号
世界の安定剤、マティス長官の安全観

『週刊新潮』 2017年6月15日号日本ルネッサンス 第757回毎年シンガポールで開催される「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」は、世界の安全保障戦略で何が一番の問題になっているかを知り、大国の思惑がどのように交錯しているかを知る、極めて有意義な場である。今年は米国防長官、ジェームズ・マティス氏が演説を行った。 トランプ大統領が、ロシア問題で追及され、身内のジャレッド・クシュナー大統領上級顧問までもが疑惑を取り沙汰されている。そうした中、軍人として培った揺るぎない安全保障観を披露したマティス国防長官は、国際社会の安定装置として機能しているかのようだ。...


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2017.06.10号
市場経済も軍事力も拡大中の北朝鮮 日本は国民守る手立ての早期整備を

『週刊ダイヤモンド』 2017年6月10日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1185 「北朝鮮はわれわれが考えていた以上に強い国力を有していて、経済は成長を続けています。市場経済が発達して、恐らく、国民の生活水準は過去になかった程、高くなっていると思います」 米国のジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」の編集長兼プロデューサーを務めるジェニー・タウン氏が、都内で開かれた小規模の勉強会で語った。...


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2017.06.08号
白村江の戦い、歴史が示す日本の気概

『週刊新潮』 2017年6月8日号日本ルネッサンス 第756回少し古い本だが、夜久正雄氏の『白村江の戦』(国文研叢書15)が非常に面白い。 昭和49(1974)年に出版された同書を、夜久氏が執筆していた最中、日本と中華人民共和国との間に国交が樹立された。中華民国(台湾)との国交断絶を、日本政府が北京で宣言する異常事態を、氏は「これは私には国辱と思へた」と書いている。72年の田中角栄氏らによる対中外交と較べて、「七世紀の日本が情誼にもとづいて百済を援けた白村江の戦は、不幸、敗れはしたが、筋を通した義戦だった」と、夜久氏はいうのだ。...


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2017.06.03号
「自分ファースト」に映る小池都知事 言葉に信を置けない同氏の実行力を注視

『週刊ダイヤモンド』 2017年6月3日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1184飯島勲氏といえば長年小泉純一郎元首相に仕えた人物として名高い。 小池百合子氏といえば、政党を渡り歩き、多くの政界実力者に接近してきたことで名高い。都知事就任以降の氏は、敵を作って対立構造に仕立て、相手を悪者、自身を改革の旗手と位置づけて、高い支持率を保つ。...


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2017.06.01号
吉田清治氏長男、父親の謝罪碑書き換え

『週刊新潮』 2017年6月1日号日本ルネッサンス 第755回5月19日、インターネット配信「言論テレビ」の番組「言論さくら組」でジャーナリストの大高未貴さんがスクープを披露した。「言論さくら組」は今年2月に発足した、物言う若手女性たちの一団が出演する番組である。私自身は若くないが、頼もしく勇気のある女性、世の中の不条理に疑問を感じ、そのことについて思い込みで判断するのではなく、まず取材して新事実を掘り起こし、それを世の中に提示する意欲と能力のある女性、そして人間として魅力的だと私が思った女性(ひと)たち8人を集めた。歴史問題をひとつの大きな柱とし、毎月、できれば特ダネで、そうでなければ独自ネタで問題提起したいと願っている。そのメンバーの1人が大高さんである。 ...


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2017.05.27号
自衛隊は違憲のまま放置すべきでない 国際情勢の厳しい今こそ改正へ歩みを

『週刊ダイヤモンド』 2017年5月27日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1183 安倍晋三首相が、憲法改正の直球を投げた。現実主義の極みを行くその提言で、停滞しきっていた憲法改正論議が賛否両論共に、俄かに活性化した。 首相は5月3日の「読売新聞」紙上で単独インタビューとして改正への斬新な考えを披瀝した。同日午後には「民間憲法臨調」などが主催する「公開憲法フォーラム」へのビデオメッセージで、「読売」に語ったのと同じ内容を繰り返した。...


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2017.05.25号
首相提言で改憲論の停滞を打破せよ

『週刊新潮』 2017年5月25日号日本ルネッサンス 第753回停滞の極みにある憲法改正論議に5月3日、安倍晋三首相が斬り込んだ。➀2020年までに憲法改正のみならず、改正憲法を施行したい、➁9条1項と2項を維持しつつ、自衛隊の存在を明記したい、➂国の基(もとい)は立派な人材であり、そのための教育無償化を憲法で担保したい、という内容だ。 それまで弛緩しきっていた憲法改正に関する政界の空気を一変させた大胆な提言である。大災害時を想定した緊急事態条項でもなく、選挙区の合区問題でもなく、緊急時の議員の任期の問題でもなく、まさに本丸の9条に斬り込んだ。...


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2017.05.20号
経済政策の具体論見えない共産党 共闘の民進党ともに描けぬ明るい展望

『週刊ダイヤモンド』 2017年5月20日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1182連休中に読んだ『共産主義の誤謬』(福冨健一著、中央公論新社)がためになった。民進党が日本共産党と選挙協力を深めようとするいま、共産党が一体どんな政策を実現しようとしているのか、知っていればきっと役に立つ。 皇室については「一人の個人が世襲で『国民統合』の象徴となるという現制度は民主主義および人間の平等の原則と両立するものではない」として、否定する。...


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2017.05.18号
離党後、真価が問われる長島氏

『週刊新潮』 2017年5月18日号日本ルネッサンス 第753回「言論テレビ」で衆議院議員の長島昭久氏が語った。これまで幾度か、離党の意向を示して揺れた氏が本当に民進党を離党した。決断は如何にしてなされたか。「蓮舫氏が代表選挙に出た昨年9月、私は共産党との関係を白紙に戻すことなどを要請しました。しかし、蓮舫氏は何もしませんでした」 ...


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2017.05.13号
戦後70年を経て再演された「海道東征」と根源的な自然の力宿す高千穂の巡り合わせ

『週刊ダイヤモンド』 2017年5月13日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1181過日、偶然が重なって日本をお創りになった神々の世界に触れることができた。感動の重なりで心が充たされる経験だった。 4月19日、東京で「産経新聞」主催のコンサートがあり、初めて「海道東征(かいどうとうせい)」を聴いた。周囲の人たちに尋ねても海道東征のことを知っている人は多くはなかった。私とて詳しいわけでは、全くない。...


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2017.05.11号
若い世代へ贈る、「海道東征」と「海ゆかば」

『週刊新潮』 2017年5月4・11日合併号日本ルネッサンス 第752回4月19日、池袋の東京芸術劇場で、関東では戦後初めて、「海道東征(かいどうとうせい)」が歌われた。大阪では「産経新聞」の主催でこれまでに2度、演奏されているが、残念乍ら私は聴く機会がなかった。 今回も主催は産経。東京公演だというので早速申し込んで驚いた。2000席分の切符が完売だそうだ。そんなに多くのファンがいるのか。私は張り切って、私より一世代若い女性たちにも声を掛けた。...


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2017.05.06号
国益重なる蔡総統の台湾と日台関係強化を 関係法の議論だけでも現政権の支えに

『週刊ダイヤモンド』 2017年4月29日・5月6日合併号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1180台湾総統の蔡英文氏の試練が続いている。2016年初めの総統選挙で台湾(本省)人の政党である民進党を率いて、外省人の政党、国民党に歴史的勝利をおさめた。16年5月に総統に就任以降、国民党政権の負の遺産を振り払おうと攻勢をかけてきた。 昨年12月2日には、その前の月に米大統領選挙で勝利したドナルド・トランプ氏と電話会談を実現させて国際社会の注目を浴びた。安倍晋三首相とも近い関係にある。台湾を中国の脅威から守るために、日米両国と緊密な関係を構築すべく、蔡氏は余念がない。...


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2017.04.27号
北朝鮮に通じるか、トランプの手法

『週刊新潮』 2017年4月27日号日本ルネッサンス 第751回4月6、7の両日、フロリダで開かれた米中首脳会談で、米中関係はどこまで進展したのか。そのことについてヒントになる事例が目についた。マイク・ペンス米副大統領のソウル訪問に合わせて、4月16日、ホワイトハウスが同行記者団に行ったブリーフィングである。 ホワイトハウス高官はアメリカが急いできた韓国への高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備及び運用開始の時期について、作業を急がないと語ったという。「まだいくつか必要な作業があり、韓国の新大統領が決まるまで流動的だ」「配備は次期大統領が決定すべきで、5月前半が適当だ」などと発言したと報じられた。...


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2017.04.22号
トランプのシリア攻撃で複雑化した中東情勢が日本に及ぼすこの上なき深刻な脅威

『週刊ダイヤモンド』 2017年4月22日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1178ドナルド・トランプ米大統領はシリアの化学兵器使用にも手を打たないのか。そう考えて、先週、本欄で批判した。ところがその直後の4月7日(日本時間)、米国は断固たるシリア攻撃に踏み切った。 180度の方針転換。それを受けて異例のスピードで展開されたシリア攻撃は、短時間の準備であったにも拘わらず極めて周到になされており、米国の力を見せつけた。...


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2017.04.20号
どこまで続く、トランプの世界貢献

『週刊新潮』 2017年4月20日号日本ルネッサンス 第750回4月7日(日本時間)のアメリカ軍によるシリア攻撃は驚きだった。 シリアで化学兵器が使用されたとの第一報が入った4日(現地時間、以下同)、トランプ氏は声明で、「許せない」とし、シリアや後ろ盾のロシアではなく、オバマ前大統領の「弱腰」を非難した。声明には犠牲になったシリア国民への特別な同情の言葉は全くなかった。ところがそれから53時間後にトランプ氏は豹変し、シリア攻撃命令を下したのだ。「女性や子供、かわいい赤ちゃんたちまで殺害された」「その悲劇が私のアサド政権への考えを根本的に変えた」と、氏は怒った。...


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2017.04.15号
自国の繁栄ばかり優先する米中により世界情勢の先行きに大きな不安要素続出

『週刊ダイヤモンド』 2017年4月15日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1178北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、シリアでは猛毒サリンと見られる化学兵器が使用された。世界情勢の先行きに大きな不安要素が続出している。 諸国の蛮行を抑制するには、力のある国が力を背景に説得しなければならない。力のある国といえば、米国である。無論、中国もロシアも、その中に入る。だが中国は本気で北朝鮮の核・ミサイル開発を止めようとはしていない。ロシアはむしろシリアの蛮行を支持する姿勢である。...


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2017.04.13号
「テロ等準備罪」は国際常識、成立を急げ

『週刊新潮』 2017年4月13日号日本ルネッサンス 第748回「テロ等準備罪」について「朝日新聞」や「東京新聞」などが相変わらず全面否定の論陣を張っている。 テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法の改正案は、日本が「国際組織犯罪防止条約」を批准するために必要な国内法である。...


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