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闘うコラム大全集

2017.08.19号
日米韓連携を覆しかねない朝鮮半島情勢 韓国が危うくなれば日本に必ず負の影響

『週刊ダイヤモンド』 2017年8月12・19日合併号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1194 平和の内に夏休みを迎えている日本とは対照的に、朝鮮半島情勢が厳しい。南北双方の事情は日米韓の連携を根底から覆しかねない。その結果生ずる新しい事態へ備えを急がなければ、日本は窮地に陥る。7月4日と28日の2回、北朝鮮はミサイルを発射した。米国本土中枢部、たとえばワシントンに到達する飛距離1万キロメートルを超える大陸間弾道ミサイル(ICBM)の完成に、彼らは急速に近づいている。北朝鮮抑制に真剣に取り組まない中国に米国が苛立つ。危機感から韓国への戦域高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を急ぐが、文在寅韓国大統領の揺らぎも米国の苛立ちを加速させる。...


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2017.08.10号
ベテラン記者の警告、メディアの驕り

『週刊新潮』 2017年8月10日号日本ルネッサンス 第765回いま読むべき書は廣淵升彦氏の『メディアの驕り』(新潮新書)だと言ってよい。わが国では加計学園問題で、「朝日新聞」「毎日新聞」「東京新聞」をはじめ、放送法によって公正中立を求められている「NHK」など、いわゆる「主流」の報道機関がメディア史に汚点として残るであろう偏向報道に狂奔中だ。民放各局の報道番組の大半、ワイドショーの殆ども例外ではない。そんな中、廣淵氏が警告する。「変に使命感に駆られ、存在もしない物事を興奮気味に伝える報道が、どれほど危険なものか」と。...


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2017.08.05号
強硬姿勢の中国はじめ周囲は深刻な危機 獣医学部新設と加計学園は問題ですらない

『週刊ダイヤモンド』 2017年8月5日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1193 衆院予算委員会の国会閉会中審査で、民進党の櫻井充議員が参考人に、「出て行け!」と、罵声を浴びせた。氏の暴言も驚きだが、安倍晋三首相の態度や言葉遣いが傲慢だと批判していた「識者」や評論家、ニュース番組の司会者までもが野党議員の暴言には全く苦言を呈しなかったことも驚きだった。明らかなダブルスタンダードである。国会議員もメディアも獣医学部新設問題を岩盤規制打破の観点を置き去りにして、倒閣運動の材料であるかのように見ているのではないか。メディアや言論人の本来の責任を放棄したかのような偏向した議論に日本全体が熱中する間、日本周辺に危機が迫っている。...


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2017.08.03号
戦略も価値観も失くした米政権

『週刊新潮』 2017年8月3日号日本ルネッサンス 第764回アメリカ共和党のジョン・マケイン上院議員が7月19日、脳腫瘍を患っていると発表した。同情報をアメリカ各紙は大きく報じ続けている。その詳細な報道振りから、改めてマケイン氏の政治的影響力の程を認識した。氏はベトナム戦争で負傷し、北ベトナムの捕虜として5年間拘束された。解放の機会は幾度かあったが、同僚の軍人たちを残しての解放には応じられないとして最後まで頑張り通した。このような経歴に加えて、共和党員でありながら、共和党に対してさえも言うべきことは言う正論の人としての姿勢が、党派を超えて高く評価されている。マケイン氏が6月18日の「ウォール・ストリート・ジャーナル」(WSJ)紙のインタビューにこう語っている。...


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2017.07.29号
日本こそ劉暁波氏の人権問題について中国政府に厳しい意見を言うべきとき

『週刊ダイヤモンド』 2017年7月29日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1192 7月13日、ノーベル平和賞受賞者で中国の民主化運動の精神的指導者、劉暁波氏が死去した。中国を愛する故に最後まで中国にとどまって闘った劉氏の死を、深く悼みたい。中国当局が劉氏の末期がんを発表したのが6月26日、それからひと月もたたない死亡だった。中国への厳しい批判が相ついだのは当然だ。劉氏がそこでの治療を望んだドイツは、ガブリエル外相が劉氏のがんはもっと早く発見されるべきだったと批判し、英国もフランスも、劉氏の海外での治療を許さなかった中国を、明確な言葉で非難した。日本政府は菅義偉官房長官が14日午前の記者会見で「心から哀悼の意を表し」「引き続き高い関心を持って、中国の人権状況を注視していく」と語った。菅氏は「詳細は差し控えるが、さまざまなルートで日本政府の考え方を中国に伝えていた」とも語ったが、これは日本政府が中国側に、劉氏の海外移送や治療について、最大限の支援を申し入れたことを指すと思われる。...


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2017.07.27号
加計学園報道は反安倍倒閣運動だ

『週刊新潮』 2017年7月27日号日本ルネッサンス 第763回愛媛県今治市に加計(かけ)学園の獣医学部を新設する問題で7月10日、国会閉会中審査が衆参両院で行われた。この日の審査について「朝日新聞」や「毎日新聞」は、今や彼らの習い性となったかのような徹底した偏向報道を行った。両紙は、官邸の圧力で行政が歪められたと繰り返す前川喜平前文部科学事務次官の証言を主に伝え、氏とは反対の立場から、安倍晋三首相主導の国家戦略特区が歪められた行政を正したのだと主張した加戸守行前愛媛県知事の証言は、ほとんど報じなかった。こうして両紙は一方的に安倍首相を悪者に仕立てた。...


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2017.07.22号
歪められたのか、歪みが正されたのか 興味深い前川・加戸両氏の正反対の主張

『週刊ダイヤモンド』 2017年7月22日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 11917月10日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画問題に関して、衆参両院の閉会中審査が実施された。興味深かったのが前川喜平前文部科学事務次官と加戸守行元文科大臣官房長の正反対の主張だった。前川氏は加戸氏の元部下。加戸氏は退官後の平成11(1999)年に愛媛県知事に就任。3期12年間、氏が一貫して取り組んだ課題が獣医学部を備えた加計学園の今治市への誘致だった。両氏の証言から前川氏頼みで安倍政権を揺さぶりたい民進党の主張が透視された。...


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2017.07.20号
世界の指導者になれない残酷な中国

『週刊新潮』 2017年7月20日号日本ルネッサンス 第762回これまで多くの首脳会議の集合写真を見てきたが、アメリカの大統領が端に立っている場面は思い出せない。その意味でドイツ・ハンブルクで7月7日から開かれた主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)の集合写真は印象的である。前列ほぼ中央にアンゲラ・メルケル独首相が立ち、その左に中国の習近平主席、さらに左にロシアのウラジーミル・プーチン大統領が立った。ドナルド・トランプ米大統領は前列の端から2人目、中央から離れて立った。自由主義陣営の旗手が片隅に立つ姿は現在の世界の実情を投影しているように私には思えた。G20で改めて明らかになったのが、大国主義で傍若無人の中国の強気と、中国に目立った抗議をしない各国の対応である。トランプ大統領はドイツ入りする直前、ポーランドを訪れ、「ポーランド国民の自由、独立、権利と国家の運命」について語り、固い絆で支援すると演説した。G20を、自由主義陣営とそうでない中国・ロシア陣営との価値観のぶつかり合いの場ととらえての演説だったのか。だがその言は果たしてどの程度まで行動に反映されているのか。ノーベル平和賞受賞者で、服役中に肝臓ガンにかかり、今や重体に陥った劉暁波氏の案件を、このG20でアメリカも欧州も取り上げてはいない。...


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2017.07.15号
置き去りにされた本質の議論 摩訶不思議な「加計学園」問題

『週刊ダイヤモンド』 2017年7月15日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1190 学校法人「加計学園」問題は摩訶不思議な問題である。とりわけ不思議なのが前文部科学事務次官の前川喜平氏だ。氏が現役の文科次官だった時、新宿歌舞伎町のいかがわしい店に頻繁に出入りしていたことはすでに報じられている。その店を取材した新聞社や雑誌社の記者に尋ねると一様に、「買春が目的と思われても仕方のない店」だと語る。たとえばこのような店に現職の校長や教師などが一度でも足を運び、料金を払って女の子を店の外に連れ出していたなどとわかったら、恐らくPTAも教育委員会も黙ってはいないだろう。校長・教師側は散々非難され、場合によっては辞職を迫られかねない。だが、そのような行為を数十回も繰り返していた前川氏は、「貧困女子の実態調査だ」と弁明した。メディアはこの弁明を受け入れ、氏は「親切な小父さん」になった。民進党等は、前川氏に「証言」させ、安倍政権批判としてきた。...


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2017.07.13号
軍艦島を第二の慰安婦問題にするな

『週刊新潮』 2017年7月13日号日本ルネッサンス 第761号「月刊Hanada」8月号の「特集 国連の正体」に、藤井実彦氏が驚くべき記事を書いている。日本軍が朝鮮半島の女性たちを性奴隷にしたという根拠のない出鱈目話をまとめたのは、周知のように国連特別報告者のクマラスワミ氏だ。クマラスワミ報告書は一読しただけで虚偽だとわかる代物である。藤井氏は藤岡信勝氏らが主宰する同報告書の研究班に入り、クマラスワミ氏が報告書をまとめる際に参考にした文献の調査に当たった。氏が参考にした唯一の英語の文献がオーストラリアのジャーナリスト、ジョージ・ヒックス氏の『性の奴隷 従軍慰安婦』で、藤井氏はこの書が金一勉という人物の『天皇の軍隊と朝鮮人慰安婦』に依拠していることを突き止めた。さらに金氏の著書が「週刊大衆」や「週刊実話」などに掲載された官能小説、漫画、さらには猟奇小説に依拠していることも突き止めた。...


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2017.07.08号
ユネスコ制度改革への日本の働きかけ 方法正しくても実を結ぶかは不透明だ

『週刊ダイヤモンド』 2017年7月8日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1189 「朝日新聞」が6月24日、「ユネスコ『世界の記憶』 『政治案件』一部除外へ」という記事を報じた。ユネスコ「世界遺産」の登録小委員会が、拓殖大学客員教授の藤岡信勝氏らが申請した「中国大陸における通州事件とチベット人虐殺」に関する資料は「政治的」だとの理由で申請から除外する旨を、通知してきたという。他方、日中韓の団体が申請した「慰安婦の証言」については、申請者に加わった「女たちの戦争と平和資料館」などに除外の通知は来ていないという。強い政治的意図が込められた「南京大虐殺の記録」を中国が申請し、日本の反対にもかかわらず、記憶遺産(現・世界の記憶)に登録されたのは2年前だった。...


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2017.07.06号
韓国が拘束、碑を書き換えた元自衛官

『週刊新潮』 2017年7月6日号日本ルネッサンス 第760回自分は慰安婦を強制連行した加害者だと名乗り出て、今日の慰安婦強制連行という虚偽を生み出す原因となったのが故吉田清治氏だ。吉田氏が韓国の国立墓地、望郷の丘に建立した謝罪碑を当局の許可なく書き換えたとして、韓国警察は6月25日、元自衛官の奥茂治氏(69)を逮捕し、出国禁止措置をとったうえで拘束を解いた。奥氏は26日現在、ホテルに滞在しており、27日には忠清南道天安市の天安西北検察局に出頭する。奥氏が吉田清治氏の長男の依頼を受けて碑文を書き換えた経緯は、6月1日号の当欄でも報じた。吉田氏は1983年12月に韓国人に向けて、「あなたは日本の侵略戦争のために徴用され強制連行されて(中略)貴い命を奪われました」、「私は徴用と強制連行を実行指揮した日本人の一人として(中略)謝罪いたします」と記した碑を建立した。...


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2017.07.01号
間違いなく波紋呼ぶ韓国映画「軍艦島」 闘い止めれば捏造された歴史が定着する

『週刊ダイヤモンド』 2017年7月1日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1188 6月15日、映画監督、柳昇完(リュ・スンワン)氏がソウルで記者会見を開いて映画「軍艦島」の完成を報告した。7月26日封切りと伝えられる同作品の内容は、かねて日本側が懸念していたように強い反日要素満載のようだ。韓国紙「中央日報」は、同映画は「軍艦島に強制徴用された朝鮮人たちが命がけで脱出を図ろうとする過程を描い」たと伝えた。柳氏は強制徴用された多くの朝鮮人の苦しみを「映画的想像力を加味し」「現在の韓国映画で作りえる極限ラインに挑戦し」たと語る。韓国外務省は同作品を韓国の総人口、5000万人中少なくとも1000万人に加えて、広く国際社会の人々が見ると予測する。配給会社側は2000万人以上の観客動員を目指すとし、韓国では、日本糾弾のためにも映画は「絶対にヒットさせなければならない」という声が上がっている。...


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2017.06.29号
沖縄の言論空間に八重山日報の新風

『週刊新潮』2017年6月29日号日本ルネッサンス 第759回 長年、沖縄の言論空間は、地元の2紙、「琉球新報」と「沖縄タイムス」によって歪められてきた。私は度々、両紙の目に余る偏向報道を批判してきたが、その異様な状態に風穴を開けるべく、今年4月1日、「八重山日報」が沖縄本島の新聞市場に参入した。同紙は石垣島を中心とする八重山諸島で発行されてきた。現在、「産経新聞」の記事を大幅に取り入れて2大紙とは対照的な8頁立ての小振りな新聞として発行中だ。八重山日報が沖縄本島で定着すれば、沖縄の言論空間がよりまともになることも期待できる。そこで目下の目標は、今年中に沖縄本島で5000部の契約を獲得することだそうだ。5月末までの2か月で購読は約2000部を超え、県民の受けはよいという。「那覇で八重山日報を読めて本当に嬉しい、こんな新聞を待っていた、これで元気になれると言って下さる人が後を絶ちません」と、八重山日報社長の宮良薫氏が語る。...


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2017.06.24号
テロ等準備罪の成立へ強硬に反対した民進党こそが政局に動き良識を捨てた

『週刊ダイヤモンド』 2017年6月24日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1187この原稿を執筆中の6月15日未明、国会ではまだ、与野党が「テロ等準備罪」を巡って攻防を続けている。14日夜、参議院では自民党議員らが本会議場に入ろうとするのを、福島みずほ氏ら野党議員が廊下に立ち塞がる形で妨げようとしていた。複数の民進党議員らが、テレビカメラを意識してか、強硬な反対の意思を厳しい表情に表していた。民進党の未来を担うこれら若手政治家の、テロ等準備罪に反対して仁王立ちになっている姿を見るのは本当に残念だ。本欄でも取り上げたことがあるが、11年前、民主党(現民進党)は、現在の法案の素となった「共謀罪」に次に示すような厳しい注文をつけた。(1)対象となる犯罪を政府案の619から306に絞りこむこと、(2)取り締まる対象を単なる「団体」から「組織的犯罪集団」に改めること、(3)犯罪実行のための「予備行為」を処罰の要件とすること、の3点である。...


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2017.06.22号
米国防総省の報告に見る中国の脅威

『週刊新潮』 2017年6月22日号日本ルネッサンス 第758回米国防総省が6月6日、「中国の軍事情勢」に関する年次報告書を発表した。海洋、宇宙、核、サイバー空間の4分野を軍事戦略の要として、中国が世界最強の国を目指して歩み続ける姿を描き、警告を発している。 報告書は、中国の目標が米国優位の現状を打ち砕くことだと分析し、そのために中国は、サイバー攻撃によって、軍事技術をはじめ自国で必要とする広範な技術の窃取を行い、知的財産盗取を目的とする外国企業への投資や、中国人による民間企業での技術の盗み取りなどを続けていると、驚くほど率直に告発している。...


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2017.06.17号
情報機関の調査機能の一掃を目論む韓国の現状を日本は注視すべき

『週刊ダイヤモンド』 2017年6月17日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1186 46年前の1971年に、東京・渋谷で沖縄返還協定反対デモがあり、警備に当たった新潟県警の中村恒雄警部補、当時21歳が殺害された。「渋谷暴動事件」である。その犯人と思われる大坂正明容疑者が6月7日、逮捕された。実に46年間も逃げ続けていたのだ。 人々が忘れ去っても、ずっと事件を追い続けた公安と警察の働きがあって初めて、大坂容疑者の逮捕となった。国や社会の安全は、このような地道な息の長い努力によって守られていることを改めて認識する。...


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2017.06.15号
世界の安定剤、マティス長官の安全観

『週刊新潮』 2017年6月15日号日本ルネッサンス 第757回毎年シンガポールで開催される「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」は、世界の安全保障戦略で何が一番の問題になっているかを知り、大国の思惑がどのように交錯しているかを知る、極めて有意義な場である。今年は米国防長官、ジェームズ・マティス氏が演説を行った。 トランプ大統領が、ロシア問題で追及され、身内のジャレッド・クシュナー大統領上級顧問までもが疑惑を取り沙汰されている。そうした中、軍人として培った揺るぎない安全保障観を披露したマティス国防長官は、国際社会の安定装置として機能しているかのようだ。...


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2017.06.10号
市場経済も軍事力も拡大中の北朝鮮 日本は国民守る手立ての早期整備を

『週刊ダイヤモンド』 2017年6月10日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1185 「北朝鮮はわれわれが考えていた以上に強い国力を有していて、経済は成長を続けています。市場経済が発達して、恐らく、国民の生活水準は過去になかった程、高くなっていると思います」 米国のジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」の編集長兼プロデューサーを務めるジェニー・タウン氏が、都内で開かれた小規模の勉強会で語った。...


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2017.06.08号
白村江の戦い、歴史が示す日本の気概

『週刊新潮』 2017年6月8日号日本ルネッサンス 第756回少し古い本だが、夜久正雄氏の『白村江の戦』(国文研叢書15)が非常に面白い。 昭和49(1974)年に出版された同書を、夜久氏が執筆していた最中、日本と中華人民共和国との間に国交が樹立された。中華民国(台湾)との国交断絶を、日本政府が北京で宣言する異常事態を、氏は「これは私には国辱と思へた」と書いている。72年の田中角栄氏らによる対中外交と較べて、「七世紀の日本が情誼にもとづいて百済を援けた白村江の戦は、不幸、敗れはしたが、筋を通した義戦だった」と、夜久氏はいうのだ。...


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