櫻LIVE 君の一歩が朝(あした)を変える!

闘うコラム大全集

2016.05.28号
自衛隊派遣に反対しながら護衛してもらう ピースボートに見る“矛盾”に満ちた主張

『週間ダイヤモンド』 2016年5月28日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 11345月18日の「産経新聞」5面に掲載された写真を見て、つい書く気になった。 その写真とはアフリカ・ソマリア沖で海賊対策に従事している海上自衛隊に護衛されて航行する「ピースボート」(以下PB、民間の国際交流団体)の旅客船の写真だった。白い船体にくっきりと「PEACE BOAT」の文字が浮かび、手前には海自「ゆうぎり」の灰色の船体が写っている。...


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2016.05.26号
憲法前文の精神に浸る人々の幻想

『週刊新潮』 2016年5月26日号日本ルネッサンス 第705回5月13日、米国防総省が「中国の軍事動向」に関する年次報告書を発表した。報告書は、中国は共産党創設100周年の2021年までに「適度に豊かな社会」を目指し、中華人民共和国創立100周年の49年までに「近代的社会主義国となり、繁栄する強国、民主主義的、文化的で高度に進んだ和を基調とする国を作る」ことを目指していると報告した。 しかし、習近平政権は毛沢東時代に逆戻りしたかのような凄まじい言論弾圧を行っている。前政権の政治犯は10年間で66人だったが、習政権は発足以来3年余りですでに600人もの政治犯を拘束、拷問している。和を基調とする国作りは絵空事である。...


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2016.05.21号
弱体化が進む金正恩体制 拉致問題交渉の機会を見逃すな

『週刊ダイヤモンド』 2016年5月21日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 113336年ぶりの北朝鮮労働党大会から読み取れるのは北の四面楚歌である。 北朝鮮側が招待状を出さなかったとはいえ、北朝鮮を守り続けてきた中国は参加しなかった。両国の事実上の没交渉に加えて、金正恩氏の人事からは中国への強い敵愾心が読み取れる。...


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2016.05.19号
米国にトランプ政権か、混沌への対策

『週刊新潮』 2016年5月19日日本ルネッサンス 第704回無論、11月の本選挙で民主党大統領候補との一騎討を制しなければならないが、共和党の指名獲得を確実にしたドナルド・トランプ氏がまた一歩、米国大統領の座に近づいた。5月中旬の現時点で、アメリカの次期大統領が誰になるかを予測するのは不可能だが、それでも、トランプ氏への高い支持の理由と、第45代大統領に就任した場合の氏の政策の分析が急がれる。 トランプ氏の主張をほぼ全てのメディアが批判し、泡沫候補と位置づけたが、5月3日のこれまで、アメリカメディアの予測はおよそ悉く覆された。「ウォール・ストリート・ジャーナル」(WSJ)やNBCによる合同世論調査では65%の人々がトランプ氏に拒否感を抱き、好感しているのは24%にとどまるが、その人物がいま、指名獲得を決定的にした。大手のメディアも政治家も指名決着は7月の党大会の場だと見てきたのが、2か月も早い5月初頭に、テッド・クルーズ上院議員、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事が降りて、トランプ氏だけが残った。下院議長として共和党の最高位にあるポール・ライアン氏は、この速い展開を予想していなかったのか、CNNの取材に、「まだそれをする(トランプ氏の候補者指名を支持する)準備はできていない。まだそこまでいっていない」と語り、「保守の人々が知りたがっているのは、彼が我々の価値観を共有し、我々の原則を支持するのかということだ」と強調した。...


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2016.05.14号
現行憲法擁護派への痛烈な批判である百田氏の著書を読み現実を見る力を

『週刊ダイヤモンド』 2016年5月14日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1132 百田尚樹氏の『カエルの楽園』(新潮社)が面白い。百田氏は本書に先駆けて発表した「世界は変わった 日本の憲法は?」と題するDVD制作の総指揮を執った。米国の占領下で日本国憲法が作られた過程、そこから生じた問題を40分弱にまとめたものだ。制作に多少関わった私に、昨年夏、百田氏が秘密を打ち明けた。「いま、面白い本を書いてるんです。最高に面白くなると思いますよ」作品は、書き手の心の反映だ。本人が「最高!」「面白い!」と感じながら書けば、本当にそうなるだろう。そうして『カエルの楽園』が上梓された。...


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2016.05.12号
朝日慰安婦報道の背景を分析する 

『週刊新潮』 2016年5月5日・12日合併号日本ルネッサンス 第703回4月22日、札幌は晴れていた。彼の地で、「朝日新聞」の元記者・植村隆氏が、氏の慰安婦報道を批判した私の記事が名誉毀損に当たるとして損害賠償と謝罪記事掲載などを求め、私及び新潮社、ワック、ダイヤモンド社を訴えた民事裁判の第1回口頭弁論に出廷したのだ。札幌地裁805号法廷は傍聴人で満席だった。 慰安婦報道については、植村氏の記事だけを見るのでは全体像は見えない。朝日新聞の報道全体を見ることが大事である。日本はいま、旧日本軍が戦時中に朝鮮半島の女性たちを強制連行し、慰安婦という性奴隷にして、その揚げ句、約75%の女性たちを殺害したといういわれなき非難を浴びている。朝鮮半島から20万人、中国から20万人、合わせて40万人もの女性をそのような悲惨な運命に突き落としたという濡れ衣の情報が、主にアメリカを舞台として韓国系及び中国系団体によって流布されている。その原因を作ったのは、どう考えても朝日新聞である。...


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2016.05.07号
沖縄の海に広がる珊瑚のがん 海中から見えてくる日本の病

『週刊ダイヤモンド』 2016年4月30日・5月7日合併号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1131 手元に圧倒的な迫力で迫ってくる写真集がある。『遙かなるグルクン』(NATIONAL GEOGRAPHIC)、中村征夫氏の作品だ。 氏は長年、東京湾を撮り続けるとともに、日本のみならず世界の海の写真を撮ってきた。主な受賞歴に木村伊兵衛写真賞、講談社出版文化賞写真賞、土門拳賞などがある。水中写真の第一人者である。...


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2016.04.28号
世界に流布、中国の慰安婦40万人説

『週刊新潮』 2016年4月28日号日本ルネッサンス 第702回「中国の新しい反日プロパガンダが本格化し始めました。彼らは慰安婦は20万人ではなく40万人だった、真の被害者は中国人慰安婦だったという資料を作成して欧米社会を説得しています」 明星大学教授の高橋史朗氏が4月15日、インターネット配信の「言論テレビ」の番組で語った。...


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2016.04.23号
どの候補も評価できない米大統領選 メディアの攻撃で人材劣化の米国政治

『週刊ダイヤモンド』 2016年4月23日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1130 ハワイ大学で私が共に学んだ留学生仲間たちの幾人かはいま米国に住んでいる。さまざまな州に住み、仕事も多岐にわたる。共通点は米国籍を取得し、家族をつくり、米国を愛し、誇りを持って生きていることだ。級友たちは、どちらかといえば民主党支持者の方が共和党支持者よりも多い。 彼らが「いまなぜこの5人なのか」と問うのは、大統領選挙を目指して指名獲得を争う共和党の3人と民主党の2人のことだ。ヒラリー・クリントン氏に投票すると明言したハワイ在住で同じ寮に住んでいた日系女性は、今回はどんな人にとっても「究極の次悪(lesser evil)の選択」だと断言する。...


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2016.04.21号
ヤルタ協定が招いたモンゴルの悲劇

『週刊新潮』 2016年4月21日号日本ルネッサンス 第701回「日本はかつての植民地や勢力圏の国々に対して、もっと積極的に関与していった方がいい。フランスのように、旧植民地に対して責任ある前向きの関与があった方がいい」 こう語るのは静岡大学教授の楊海英氏だ。氏は南モンゴル(内モンゴル)のオルドスという高原で生まれた。これまでに『チベットに舞う日本刀』(文藝春秋)、『墓標なき草原─内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上下)』(岩波書店)でそれぞれ、樫山純三賞及び司馬遼太郎賞を受賞した。樫山純三賞は現代アジアについて独創的で優れた著作に与えられる賞である。...


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2016.04.16号
司法判断が割れた原発の安全性 重視すべきは専門家尊重の最高裁判断

『週刊ダイヤモンド』 2016年4月16日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1129 4月6日、九州電力川内原子力発電所1、2号機の運転差し止めを求めた周辺住民の仮処分申し立てを、福岡高裁宮崎支部の西川知一郎裁判長が棄却した。約ひと月前の3月9日、福井県の関西電力高浜原発3、4号機に運転差し止めの仮処分決定を下した滋賀県大津地裁とは正反対の判断を示した。 司法判断は真っ二つに割れたが、川内原発を取材した体験から、私は福岡高裁の決定が妥当だと実感する。原子力規制委員会は日本の原発安全基準は世界一厳しいと言う。取材をするとその厳しさは想像以上である。...


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2016.04.14号
日本人にとっての4月の意味

『週刊新潮』 2016年4月14日号日本ルネッサンス 第700回日本にとって4月は特別な月だ。28日はサンフランシスコ講和条約が発効し、占領下にあった日本が主権を回復して独立した日で、翌29日は昭和天皇のお誕生日である。 29日はいま「昭和の日」に改められているが、長年「みどりの日」という訳のわからない祝日だった。それがようやく「昭和の日」という本来の由来に適った祝日になったが、みどりの日が5月4日に移され、3日と5日の谷間を埋める新たな祝日にされたのは周知のとおりだ。一方、主権回復の日として、日本全体で祝うべき28日には、国民の注意は殆んど向けられていない。...


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2016.04.09号
中国の脅威に晒されている沖縄で静かに高まる自衛隊配備への賛成論

『週刊ダイヤモンド』 2016年4月9日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1128あらゆる意味で中国の脅威に最も晒されているのは沖縄県であろう。尖閣諸島の海域には武装した中国公船のみならず、軍艦もが出没する。東シナ海の領有権について一歩も引かない中国から沖縄県民と領土領海を守るにはどうすべきなのか。この点について、「琉球新報」など沖縄メディアは別にして、沖縄県民はいま目覚め始めているのではないか。 日本最西端の国境の島、与那国島に自衛隊沿岸監視隊が配備された。これで、防衛の空白地域だった広大な海域に、安全確保の小さな一歩が踏み出されたといってよい。昨年2月22日の住民投票で、自衛隊配備受け入れを選んだのは632人、反対は445人。「大差」での受け入れ決定がようやく形になった。町議会議長の糸数健一氏が語る。...


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2016.04.07号
日本も直視すべき過激派テロの脅威

『週刊新潮』 2016年4月7日号日本ルネッサンス 第699回3月22日、ベルギーの首都ブリュッセルの国際空港と地下鉄駅で同時テロ事件が発生するや否や、ベルギー原子力監督機構は国内の原発7基の現場で働く職員の大半に帰宅命令を出した。次に出社命令が出るまで自宅で待機せよという指示である。 原発稼働に必要な最小限の幹部だけを残しての突然の帰宅命令についてベルギー当局は、職員の氏素性は十分に調査済みだが、「後悔するより安全第一だ」と述べている(「タイム」誌、4月4日号)。...


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2016.04.02号
イスラム国への核兵器使用に言及するトランプ氏を生み出した米国の変貌

『週刊ダイヤモンド』 2016年4月2日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1127ドナルド・トランプ氏の勢いと暴言はどこまで続くのか。3月23日、氏はイスラム国(IS)への戦術核兵器の使用に関して「どんな可能性も排除しない」と驚くべきことを語った。 バラク・オバマ大統領もヒラリー・クリントン氏も直ちに、「非生産的で米国の価値観に反する」「全てのイスラム教徒を悪魔扱いする攻撃的で扇動的発言」と批判した。...


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2016.03.31号
米中の闘い、中国は死に物狂いだ

『週刊新潮』 2016年3月31日号日本ルネッサンス 第698回アメリカのオバマ大統領が3月10日、ホワイトハウスのローズガーデンでの会見で語った。候補者指名争いで彼らが互いを非難し合う様は「不快(nasty)」で「私はそうしたこととは無関係」だ、と。 すると16日の「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」紙に、大統領は自身の責任に口を拭っているとの批判が掲載された。...


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2016.03.26号
米国を根本から変える意味合い持つ最高裁判事後任問題の混迷

『週刊ダイヤモンド』 2016年3月26日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 11263月15日の米大統領選の予備選で、共和党のマルコ・ルビオ氏が撤退した。氏は共和党のいわゆる良識派の期待を担っていた。しかし、自身の地元のフロリダ州でドナルド・トランプ氏に大きく水をあけられて、撤退が決定的になった。 トランプ氏の暴言と“敵”をつくり続ける非常識な手法を、米国のみならず世界中が懸念する中で、極めて重要な国内問題の処理に共和党が頭を痛めている。2月に死去した米連邦最高裁判所判事、アントニン・スカリア氏の後任問題である。...


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2016.03.24号
あまりに露骨、司法のイデオロギー化

『週刊新潮』 2016年3月24日号日本ルネッサンス 第697回日本は果たして公正な国か、国民は究極的に国を信頼できるのか。 この問いへの回答は、司法が良識と法律に適った判断を下しているか否かという中にある。司法は国民にとって社会や国の公正さを信ずる最後の拠り所である。司法の健全さは、その国が国民によっても世界によっても信頼される鍵だと言ってよい。...


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2016.03.19号
皇位継承権は女性差別と踏み込む国連 日本をおとしめる情報戦対策が急務

『週刊ダイヤモンド』 2016年3月19日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1125日本を非難する捏造の歴史を20年間も放置しておいて、たった1度、反論したからといって日本のぬれぎぬを晴らせるはずはない。日本に対する国際社会の誤解は極めて深く、その背後に、反日思想に駆り立てられている人々の国際社会への働き掛けがある。そのうちの少なからぬ人々が日本人である。 これが、3月7日に発表された国際連合女子差別撤廃委員会の対日最終見解が示す冷厳な現実である。...


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2016.03.17号
他人事ではない超高齢化のリスク

『週刊新潮』 2016年3月17日号日本ルネッサンス 第696回 日本は世界一の長寿国となったが、高齢化に伴うさまざまな課題を賢く解決しなければ、長寿大国の意味はないと私は思う。いま、多くの人が高齢者と共に暮らし、何らかの形で介護に携わっている。介護される側も、する側も、眼前で発生する問題に、とにかく対処しなければならない。理屈よりも現場なのである。 ...


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