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Vol.559 会員限定

維新は立憲蹴落とし「野党第1党」を狙う

“妥協する連立与党”は政策実現ができない

2023.07.07 67分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜の言論テレビは日本維新の会の前代表、 松井一郎さんをお迎えしました。
 日本維新は次の選挙で野党第一党になることを目標にしています。たとえ実現したとしても、与党には加わらないそうです。連立与党の一部になれば、妥協を強いられ自分たちの目指す政策が実現できなくなるからだそうです。潔いと思いました。
 自民党に対する意見も聞きました。安倍派は血みどろの戦いをしてリーダーを1人に絞るべきだと松井さんは言い、同席していた石橋文登さんは、今はそんなことをしている時期ではない、と二人の間で意見が異なりました。石橋さんは今の自民党は非常に厳しいところにあり、そのようなときに派閥の争いをしているよりは、それぞれの政治家がそれぞれの役割を果たすべく、力を注ぐ時だとの意見でした。
 皆様もご一緒に考えてくださいね。

≪対談で語られた論点≫
 1.安倍元総理1周忌「松井元代表が想いを語る」
 2.(株)橋下松井アソシエイツをなぜ作ったのか
 3.維新が「野党第1党」なるための戦略と心得
 4.選挙で大事なことは前の選挙公約が守れたか
 5.「連立与党」は妥協するため政策実現ができない
 6.維新は自公過半数割れ状況で「野党第1党」を目指す
 7.松井氏は現在の自民党をどう評価するか
 8.安倍官邸の熱量と比べ岸田官邸の熱量は低い
 9.安倍派は“血みどろ選挙”でリーダーを選べ
10.窮地の自民党に派閥内の争いをしている余裕はない

松井一郎

松井一郎
日本維新の会元代表

1964年大阪府八尾市生まれ。福岡工業大学卒業後、(株)きんでん勤務。2003年に大阪府議会議員、11年に大阪府知事、19年より大阪市長を務める。大阪維新の会代表、日本維新の会代表ほかを歴任し、23年4月に政治家を引退。現在はTV番組出演や講演、執筆活動等多方面で活動中。著書に「政治家の喧嘩力」(PHP研究所)。

石橋文登

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」(飛鳥新社)、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版、共著)、「『脱原発』が地方を滅ぼす」(産経新聞出版、共著)など多数。

有元隆志

有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」(産経新聞出版、共著)など。

※ プロフィールは放送日2023.07.07時点の情報です

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