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Vol.585 会員限定

緊急特番IV:辰年乱世!検察の「本当の標的」

特捜部に政治家を立件できる証拠があるか

2024.01.05 76分

 新年早々、地震の悲劇と飛行機の事故が起きました。なんという年でしょうか。被災した方々に心からのお見舞いを申し上げます。
 そうした中、検察の捜査は着々と進んでいるようです。今夜のゲストの髙井康行氏は、この時点で政治家の起訴がないのは、会計責任者の責任を問うだけで区切りがつくのではないかと語りました。
 しかし、志帥会に対する捜査は恐らく、国会開会中も続くという見立てでした。
政治資金の在り方については、政党助成金を廃止し、派閥、党レベルで政治資金を集める方が、余程健全だというのが私たちの結論です。

≪対談で語られた論点≫
【第一部】辰年乱世!検察の「本当の標的」はなにか
 1. 能登地震と羽田衝突が政治に何を与えたか
 2. 命を救うためになぜ日本政府は台湾救助隊を受け入れないのか
 3. 年末年始に検察は何をしていたのか
 4. なぜ今逮捕の動きが出てこないか
 5. 森元首相の関与は解明されたのか
 6. 捜査は会計責任者で終わるのか
 7. プール7000万円超は起訴できるかどうか
 8. 地検が多くの政治家に修正申告させている意味
 9. 現時点で政治家逮捕の動きがないのは逮捕を支える証拠がない
10.永田町で流れる細田議長自殺説は本当か
11.二階派には第二幕、三幕があるかもしれない
12.政界では気を付けた方がよい“意趣返し”

【第二部】辰年の政局をどう見るか
 1. 岸田年頭会見をどう評価するか
 2. 政党助成金は不合理であり、廃止すべきだ
 3. 悪いのは政治資金規正法でなく政治家だ
 4. 外交上手は「颯爽」とすること
 5. 岸田首相の支持率を上げるためには公明党と手を切れ
 6. 日本が核武装すれば中国は何も言わなくなる

髙井康行

髙井康行
弁護士・元東京高検刑事部検事

1970年早稲田大学法学部卒業。72年に検事任官後,東京地検特捜部等に勤務し,90年からは福岡地検刑事部長,東京地検刑事部副部長,横浜地検特別刑事部長などを務め,97年6月,東京高検刑事部検事で退官後,同年9月弁護士登録。主に企業のコンプライアンス,危機管理に関する業務,企業の事業活動に伴う刑事事件等を取り扱う。その傍ら,公益活動として,政府の司法制度改革推進本部の刑事関係の検討会委員,捜査手法・取調べの高度化を図るための研究会委員などを務める。

門田隆将

門田隆将
作家・ジャーナリスト

1958 年高知県生まれ。 中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。 週刊新潮編集部に配属され、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008 年4月独立。 「毅然と生きた日本人」をテーマに幅広い分野で作品を執筆。 『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』で、山本七平賞受賞。主な著書に『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』、『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』、『汝、ふたつの故国に殉ず 台湾で英雄となったある日本人の物語』、『奇跡の歌 戦争と望郷とペギー葉山』(小学館)、『オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり』、『日中友好侵略史』など多数。

石橋文登

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」(飛鳥新社)、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版、共著)、「『脱原発』が地方を滅ぼす」(産経新聞出版、共著)など多数。

有元隆志

有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」(産経新聞出版、共著)など。

※ プロフィールは放送日2024.01.05時点の情報です

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