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Vol.602 会員限定

中国には外交より「反撃能力」を強化せよ

画像で対日「極超音速ミサイル」施設を暴く

2024.05.03 65分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 岩田清文元陸上幕僚長と産経新聞月刊『正論』発行人の有元隆志さんを迎えて、国家基本問題研究所の新プロジェクトをご披露しました。
 中国の軍事的脅威を衛星画像を使って解説する企画です。日本にとって最大の戦略的脅威である中国が実際にどんな軍事活動をしているのか。日本の安全保障に深く、直接関わってくる事案だけに本当のところを知る必要があります。
 国基研はチームを組んでその試みを始めました。その第1段が今夜の言論テレビです。台湾攻略がいつでも出来るように前方展開し続ける中国、対日攻略の基本は世界のどの国も撃ち落とせない極超音速ミサイルです。アメリカには核の力をもって対処しようとしています。背筋の寒くなる現実をどうぞ共有して下さい。

≪対談で語られた論点≫
 1.憲法改正はラストチャンス「“小石河”ではできない」
 2.岸田首相は憲法改正の約束を守れ!
 3.国基研の新PJ「衛星画像による中国研究」の紹介
 4.新空母「福建」の電磁カタパルトは使い物になるか
 5.西太平洋の2025年米中戦力予想は弾道ミサイル2800倍
 6.中国のA2/AD戦略とは
 7.中国“泳ぐ戦車”部隊の新駐屯地建設の意味
 8.泳ぎながら105ミリ砲を台湾に撃つ
 9.多連装ロケット砲兵部隊の新駐屯地建設の意味
10.台湾正面ヘリ・UAV 基地新設・改修の意味
11. 日本を狙う極超音速ミサイル搭載用施設建設の意味
12.対米ICBM 地下サイロの建設の意味
13.中国軍事力優位の中で日本は何をすべきか
14.中国には外交でなく「反撃力」強化をすべきだ

岩田清文

岩田清文
元陸上幕僚長

1957年生まれ。79年に防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。戦車部隊勤務を経て、93年、米陸軍指揮幕僚大学へ留学。2010年、陸将、第7師団長。11年、統合幕僚副長。12年、北部方面総監。13年、第34代陸上幕僚長と歴任し、16年に退官。

有元隆志

有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」(産経新聞出版、共著)など。

※ プロフィールは放送日2024.05.03時点の情報です

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