- 2024.07.25
- 一般公開
- NEW!
こんなに違う、日米のテロへの反応
『週刊新潮』 2024年7月25日号日本ルネッサンス 第1107回米東部ペンシルベニア州バトラーで13日午後6時すぎ、演説中だったトランプ前大統領が銃撃された。トランプ氏は右耳を負傷、直後に身をかがめて次の襲撃を回避した。氏は14日に保守系の「ワシントン・エグザミナー」誌のインタビューでこう語っている。「撃たれた際、後方を向くほんのわずかな動作で死を免れた」ニュース映像で見ると、事件直後の動きは素早く慌しい。しゃがんだトランプ氏の周りに身辺警護官がわっと集まり、各々の体でトランプ氏に覆い被さった。犯人が次に撃ってくれば、自分の身で弾を受けて前大統領を守るというプロの行動だ。安倍晋三総理を襲った悲劇の時の状況と余りにも大きな違いである。その取り返しのつかない違いを、まざまざと見せられた。...