- 2024.11.28
- 一般公開
米中せめぎ合い、石破首相は凌げるか
『週刊新潮』 2024年11月28日号日本ルネッサンス 第1124回産経新聞特別記者、田村秀男氏の示した折れ線グラフが衝撃的だった。中国への直接投資が2024年6月時点でマイナスになっている。ここから読みとれるのは習近平国家主席の陥った経済金融不況の深刻さである。共産党独裁の経済金融政策を根本から変えない限り、出口はない。どん詰まりの状況に、習氏ははまっている。そんな今、米国ではトランプ氏が大統領に返り咲いた。氏は中国に60%の高関税を、日本を含む西側諸国にも10%の関税をかけるという。一連の数字は狂気の沙汰だと批判されている。だが、田村氏はこれを別の角度から解説した。対中高関税がトランプ氏の公約した減税分を補う財源になるというのだ。...