- 2024.02.29
- 一般公開
清和会は継げるのか「松陰」と「安倍」の心を
『週刊新潮』 2024年2月29日号日本ルネッサンス 第1087回皇學館大学教授、松浦光修氏の『不朽の人・吉田松陰と安倍晋三』(明成社)は、私自身も含めて安倍総理の遺志を継ぐと表明した人々全員が読むべき書だ。安倍総理暗殺から1年半、日本国も世界も中心軸を失ったかのように漂流中だ。安倍総理がいらしたら、どんな事態が起きても日本も世界も何とか乗り切っていけると思うことのできた、あの方向性の確かさが失われた気がする。この数年、さまざまなことが起きた。安倍総理暗殺問題がすり替えられた統一教会問題、安倍氏が派閥に戻ったときに気づいた政治資金問題、安倍氏亡き後突然法制化されたLGBT理解増進法。いずれも安倍氏には責任のない問題であり、或いは安倍氏ならば阻止したものだった。...