- 2025.06.05
- 一般公開
小泉氏で米価全体はどれ程下がる?
『週刊新潮』 2025年6月5日号日本ルネッサンス 第1148回5月21日の「コメ担当大臣」就任は小泉進次郎氏にとってこの1年の内に挑戦する3番目の大きな課題になった。最初の課題は⓵昨年9月の自民党総裁選挙出馬、⓶が同年10月の石破茂自民党総裁下での選挙対策委員長である。⓵では候補者9人の討論で氏の政策論の空虚さが白日の下に晒され急速に支持を落とした。⓶では政治資金問題に関して非公認候補者数を二桁にしなければ世論を説得できないなどとポピュリズムに走った。自民党の歴史的惨敗を決定づけた氏の判断は選対委員長失格を世に晒した。そして今回だ。氏は新農林水産大臣として、目下の課題を6月初旬までに備蓄米の店頭価格を5キロ2000円台に下げる、その先に、輸出できるところまで生産量をふやすという年来の目標を掲げる。両方共、政治の固い決意があれば実現可能である。問題は、解は分かっているのに誰もそれを実行できてこなかった点だ。小泉氏に問うのは政治的にそれだけ重い課題に本気で挑戦する気はあるかということだ。...