- 2021.01.21
- 一般公開
ポンペオ氏、米中関係転換の決定打
『週刊新潮』 2021年1月21日号日本ルネッサンス 第934回任期が残り11日に迫った1月9日、ポンペオ米国務長官が鮮やかにケジメをつけた。米国はこれまで、「中国はひとつ」と中国政府が主張していることを承知し、米国と台湾の政治家、外交官や軍関係者の接触を「自主的に制限」してきたが、それらすべてを撤廃したのだ。氏はこう述べている。「台湾は活力に溢れた民主主義国で信頼すべき米国のパートナーだ。しかしこれまで数十年間にわたって米国は北京の共産主義政権を宥(なだ)めるために台湾との交流を自主規制してきた。だが、もうしない」...