- 2020.02.20
- 一般公開
米中5G戦争、日本は米国とともに戦え
『週刊新潮』 2020年2月20日号日本ルネッサンス 第889回新型コロナウイルス問題発生以降、初めての米中首脳電話会談が2月7日に行われ、習近平国家主席はトランプ大統領に米国の措置の緩和を求めた。米国は、1月30日に中国全土への米国民の渡航禁止を決定、翌日には過去14日以内に中国に滞在歴のある外国人入国の一時拒否を発表した。中国は、国際社会の一連の厳しい反応は「米国が恐怖心を創りだし、世界に広めた」からだと考えている。トランプ氏は習氏の対応に賛辞を送りはしたが、渡航禁止措置の緩和には応じなかった。今回の武漢ウイルス問題は中国共産党一党支配体制の特質を鋭く抉り出した。その醜い特質故に、中国は他国との共存共栄よりも覇権を追求し、世界を不幸の罠に落とし入れると警告しているのがトランプ政権である。...