- 2019.11.07
- 一般公開
国民革命デモ、文氏の横暴を止められるか
『週刊新潮』 2019年11月7日号日本ルネッサンス 第875号韓国国民が闘っている。ソウルでは10月3日の「開天節」(韓国の建国記念日)に続いて、9日の「ハングルの日」にも文在寅大統領の内外政策すべてに反対する大規模デモが行われた。25日夜から26日にかけても国民各層が集結し文政権打倒を叫んだ。彼らの要求は、娘の不正入学をはじめ数々のスキャンダルを抱える曹国氏の法務大臣辞任から文政権打倒へと一段と強まった。多くの国民が、曹氏辞任だけでは文政権の悪事は終わらない、文政権の狙いは韓国という国家、その価値観の粉砕だと、ようやく気付いたのだ。韓国デモのこの質的変化は、デモをする人々がつい先頃まで「保守派デモ」と自称していたのが、「国民革命」と呼び始めたことにも表れている。韓国言論界の重鎮、趙甲濟氏はこう説明する。...