- 2018.12.22
- 一般公開
韓国との情報戦に立ち遅れている日本 手強い存在と心して戦うことが必要だ
『週刊ダイヤモンド』 2018年12月22日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1261 12月4日、東京の日本外国特派員協会、通称外国人記者クラブで、「朝鮮人戦時労働者」の裁判について、韓国側弁護団が会見した。朝鮮人戦時労働者はこれまで「徴用工」と呼ばれてきた。しかし、戦時中、日本に働きにきた朝鮮半島の人々の多くは民間企業の募集に応じた人々で、必ずしも徴用された人々だけではない。安倍晋三首相も国会で述べたように、新日鐵住金を訴え、判決が10月30日に下された裁判の原告4人は全員、徴用工ではなかった。そのような事情から徴用工の代わりに「朝鮮人戦時労働者」と呼ぶ。会見した韓国人弁護士達は、韓国で新日鐵住金を訴えた裁判で原告の代理人を務めた大弁護団の一部だ。会見に現れたのは金世恩(キム・セユン)、林宰成(イム・ジェソン)両氏らである。両氏共に若く、韓国の法務法人「ヘマル」に所属、或いは関係が近いと見られている。...