- 2019.05.09
- 一般公開
皇族を冷遇する学習院の悪しき体質
『週刊新潮』 2019年5月2日・9日号日本ルネッサンス 第845回間もなく元号は令和と改められ、新天皇が即位される。新天皇・新皇后両陛下はどのような新しい時代を創られ、どのような天皇・皇后になろうとしていらっしゃるのか。そう考えているとき、2001年3月出版のいささか古い本だが、『浩宮の感情教育』(以下『感情教育』小坂部元秀、飛鳥新社)を勧められて読んだ。天皇となられる方や皇族には、単に学習院卒業という学歴が求められているわけではない。特別の心構え、帝王学を身につけているか否かが大事だといってよいだろう。果たして浩宮さまは親王時代にそのような教育を受けられたのか、学習院とはどんな学びの場だったのか、その疑問への手掛かりとして読んでみた。...