- 2019.01.26
- 一般公開
法を無視する「力治」思想の国家に対し日本は力なき国である限り苦しい立場だ
『週刊ダイヤモンド』 2018年1月26日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1264 1月14日、河野太郎外相とロシアのラブロフ外相が、安倍・プーチン会談の前座としてモスクワで会った。ラブロフ氏の表情は硬く、視線は険しく、まるで領土返還への日本の期待を憎んでいるかのようだった。ラブロフ氏は2004年の外相就任以来、河野氏を含め日本の外相11人と協議してきたベテランである。片や河野氏は祖父の一郎が日ソ交渉に携わり、当時の日本の国力の貧弱さ、ソ連に抑留されていた幾万の日本軍兵士の身柄返還のこともあり、ソ連側に事実上屈服した。「産経新聞」は、今回ラブロフ氏が国境画定問題に入る前に、歴史的経緯や国際法の解釈などあらゆる角度から攻めてきたとして、「日本の北方領土という呼称は受け入れ難い。日本の国内法に北方領土という呼称が規定されている問題をどう解釈していく考えか」と質したと報じた。...