- 2017.08.26
- 一般公開
韓国大統領が再び問題化した「徴用工」 日本は過去の経緯踏まえしっかり主張を
『週刊ダイヤモンド』 2017年8月26日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1195 拓殖大学教授の呉善花氏は、「文在寅大統領で韓国は潰れる」と語る。なぜか。韓国大統領として向かうべき方向を完全に間違えているからだ。文大統領は8月15日、「光復節」の記念式典で「強制動員」について語った。「(徴用工などの問題で)被害規模の全ては明らかにされておらず、十分でない部分は政府と民間が協力し、解決せねばならない。今後、南北関係が改善すれば、南北共同での被害の実態調査を検討する」、解決には、被害者の名誉回復と補償、真実究明と再発防止が欠かせず、「日本の指導者の勇気ある姿勢」が必要だ(「産経新聞」8月16日)。仁川にはすでに徴用工の像が設置され、その数がふえる兆しは濃厚である。北朝鮮危機の中、韓国にこんなことをしている余裕はあるのか。第一、徴用工は韓国映画「軍艦島」に描かれたような強制動員ではない。『朝鮮人徴用工の手記』(鄭忠海(チョン・チュンヘ)著、井下春子訳、河合出版)などがその実態を伝えてくれる。...