過去の放送

Vol.44 一般公開

「韓国の司法が否定され、過去の判決が次々と覆されている」
親北勢力が憲法の禁ずる“遡及法律”を作って裁く実情

2013.08.23 64分

 終戦記念日を目指し韓国与野党の議員が竹島に不法上陸しました。また野党議員が来日し靖国神社近くで横断幕を掲げ抗議行動を展開するなど、韓国の異常とも思える反日が続きます。今回の対談の企画意図は、韓国の良識派であり元駐日韓国大使館公使だった洪熒氏に反日の動きを表面からではなくて深い水面下の動きを通して見詰めてもらうことでした。韓国の反日運動の真の原因を探り、日韓関係になぜ摩擦が生じているのか、悪循環に入った日韓関係をどう解きほぐしていけるのかなどについて議論することを目指しました。洪熒氏は対談のあるこの日のお昼頃にソウルから戻られました。

 櫻井キャスターは「ソウルでは、日本の新聞に書かれている反日感情の高まりがあるのか」と訊ねると、洪熒氏は冗談交じりに「反日のために毎日起きるわけじゃありません。メディアは騒ぎ過ぎだ」と語り、「日韓両国はメディアに振り回されている」と指摘しました。対談全体を通じ洪熒氏は「韓国では朴槿恵政権を揺さぶるために、様々な口実を掘り出して平壌に合わせて、朴槿恵大統領を攻撃している」「韓国の司法が否定され、過去の判決が覆されている、例えば北朝鮮のスパイが一度は死刑判決を受けながらソウル高裁で無罪に覆った」などと述べ、日本は反日の表面だけ見るのではなく、北朝鮮の情報工作と戦う韓国の実情を解って欲しいと語りました。これに対し櫻井キャスターは、韓国が北朝鮮と対峙し、その北朝鮮の背後には中国がいると指摘し、日本は韓国を支持しなければならないが、現在の韓国の状況では「受け入れる理性そのものが韓国にあるのか?あったらどのくらい強のか?これからそのような気持が大きくなるのか?」と厳しく迫りました。このように櫻井キャスターと洪熒氏の対談は、時に厳しく対立しながら緊張感に溢れた対談となりました。

≪対談インデックス≫
1.日本も韓国もメディアの反日報道に振り回されている
2.親北朝鮮勢力は、口実を掘り出しては朴槿恵政権を攻撃している
3.盧武鉉が金正日に下僕のように従った南北首脳会談の記録内容とは
4.会談記録を公開した国家情報院長を批判する韓国メディアの不思議?
5.新日鉄住金の戦時徴用訴訟判決が最高裁で負けてもビタ1文払うな!
6.親北朝鮮勢力は、憲法が否定する“遡及法律”で過去の判決を覆す
7.北朝鮮スパイの在日早大客員教授がなんと死刑判決から無罪へ
8.竹島問題で櫻井VS洪熒が激しく対立

Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。

プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。

洪熒

洪熒
元駐日韓国大使館公使

1948年生まれ。ソウル出身。陸軍士官学校卒業。歩兵将校として野戦部隊の小隊長などを経て国防部勤務。外務部へ転職後、駐日韓国大使館で参事官と公使を務める。退官後、早稲田大学客員研究員を経て、現在、桜美林大学客員教授、統一日報顧問。訳書に『蜃気楼か?中国経済』など。

※ プロフィールは放送日2013.08.23時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら
Instagramはじめました フォローはこちらから

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

週刊誌や月刊誌に執筆したコラムを掲載闘うコラム大全集

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!