過去の放送

Vol.378 一般公開

蔡氏大勝「台湾は脅しに屈しない!」

香港で流れた血に台湾の若者が心を重ねた

2020.01.17 71分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜の櫻LIVEは台湾特集です。ゲストは金美齢さんと門田隆将さんです。わたしたちは全員、1月11日の台湾総統選挙を台北で取材しました。全員が蔡英文さんの大勝利を喜び、小さな台湾が大国中国の圧力に負けず、主権と自由を守り通せたことに安堵しました。
 蔡英文さん大勝利の勝因は何と言っても習近平国家主席の強圧政治です。香港の若者達が涙し、血を流す姿に、台湾の若者の心はひどく揺さぶられました。香港の自由への戦いが台湾の勝利につながった今、その次に、今年4月に総選挙を行う韓国の民主化勢力の勝利に繋がっていけば良いと切望しています。
 習近平、文在寅、金正恩、日本の周辺には異様なリーダーが揃っています。彼らの弾圧、強圧、専制主義に負けてはならないと思います。

≪対談で語られた論点≫
 1.なぜ蔡英文は大勝できたか
 2.香港で流れた血に台湾が心を重ねた
 3.成長した蔡英文総統の姿に感動
 4.圧勝の合言葉は「Say No to China」
 5.「天然独」若者たちが投票所に向かった
 6.中国と台湾「台湾には2つの国がある」
 7.中国は「強い台湾」に当面懐柔策か
 8.中国の微笑に台湾は騙されてはいけない
 9.国民党は中国と和平協定を結ぶつもりだった
10.蔡英文のリベラル過ぎた国内政策
11.台湾が米国との軍事リンクに事実上入った
12.蔡英文に日本への関心があるのか
13.日本は日台基本法を結ぶべきだ
14.香港・台湾の次は「韓国の番だ!」

Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。

プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。

金美齢

金美齢
評論家

1934年台湾・台北生まれ。日本敗戦後国民党による台湾人弾圧を経験し、1959年に留学生として来日、台湾民主化運動に参加する。このため反政府ブラックリストにのり、台湾に帰国できなかったが、台湾の民主化が進み、1992年に30余年ぶりに帰国した。その間、日本では1971年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、大学院生の時から聖心女子学院、東京女子大学などの講師を歴任した。早稲田大学では1996年まで20年以上にわたり英語教育に携わった。ケンブリッジ大学客員研究員、台湾総統府国策顧問などを経て、現在、学校法人JET日本語学校理事長。評論家としても、教育問題など幅広い分野で様々な提言を行っている。著書に『私は、なぜ日本国民になったのか』『凛とした日本人』『美しく齢を重ねる』など多数。

門田隆将

門田隆将
ノンフィクション作家

1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたって様々な分野で800本近い特集記事を執筆。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ(小学館)、生前の吉田昌郎所長に単独、長時間インタビューして書き上げた『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)、『日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)など多数。『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で第19回山本七平賞受賞。最新刊は『オウム死刑囚 魂の遍歴 ~井上嘉浩すべての罪はわが身にあり~』。

※ プロフィールは放送日2020.01.17時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら
Instagramはじめました フォローはこちらから

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

週刊誌や月刊誌に執筆したコラムを掲載闘うコラム大全集

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!