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Vol.475 会員限定

LGBT問題と安倍総理

2023.06.23 43分

令和5年6月23日金曜夜10時、第475回のゲストは自民党衆議院議員の杉田水脈さんです。
LGBTなど性的少数者らへの理解増進法(いわゆる「LGBT法」)は、公衆トイレや公衆浴場での女性の安全に関する不安が指摘される中、6月16日に成立しました。
杉田氏は、6月13日の衆院本会議での採決を欠席。他にも、高鳥修一氏は採決を前に退席するなどしています。
また、16日の参院本会議では、自民の山東昭子前参院議長、青山繁晴参院議員、和田政宗参院議員が採決時に退席しました。
LGBT法案は、9日に衆院内閣委員会で審議入りし、わずか1週間で成立しました。
この法案をめぐっては自民党内でも反対が多い中で与党案が提出されており、党内での進め方への批判があります。また、提出後も首相の指示で、日本維新の会と国民民主党との修正協議を行い、両党の法案を丸のみする形で修正案をまとめた経緯があります。
杉田氏は6月10日に自身のツイッターで、次のように指摘しています。
〈昨日の内閣委員会の質疑。維新の委員は「同性婚もできるようになり、ああ、あそこの家族はお父さんとお父さんだよね、あっちはお母さん、お母さんだよねというのが当たり前になり、差別されない社会を目指す為に、大人の理解を進める」と言って質問を終えました〉
〈続く国民民主の委員は質疑の冒頭「先ほど維新の委員も仰ったように同性婚も含めて可能にし、差別のない社会をつくる」と発言。維新、国民民主はこのLGBT理解増進法を「同性婚への大きな一歩」と位置付けています〉
〈一方、自民党の部会ではこの法案は「同性婚につながるものではない」との説明でした。最終、自民、公民、維新、国民の修正案が可決されましたが、この齟齬は整理はなされていないままです〉
 安倍晋三総理が党内の分断を憂いていたと言われるLGBT問題。杉田氏に伺います。

杉田水脈

杉田水脈
自民党衆議院議員

1967年生まれ。衆議院議員。鳥取大学農学部を卒業後、住宅メーカー勤務を経て、兵庫県西宮市役所に勤務。2010年に退職。2012年、第46回衆議院議員総選挙において、比例代表近畿ブロックで当選(日本維新の会公認)。2017年、第48回衆議院議員総選挙において、比例代表中国ブロックで当選(自由民主党公認)。自由民主党山口県衆議院比例区第二支部長、外交調査会幹事。著書に『慰安婦像を世界中に建てる日本人たち』(産経新聞出版)など。

※ プロフィールは放送日2023.06.23時点の情報です

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