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Vol.478 会員限定

自衛官銃撃事件はなぜ起こったのか

2023.07.14 49分

令和5年7月14日金曜夜10時、第478回のゲストはジャーナリストの小笠原理恵さんです。
岐阜市の陸上自衛隊射撃場で6月14日、自衛官候補生が自動小銃を発射し、隊員2人が死亡、1人が重傷を負いました。
産経ニュースによれば、自衛官候補生は約70人の参加者のうち2番目に撃つグループに配置されていたという。
射撃場内で「弾薬係」から約30発の実弾を受け取り、複数の弾倉に込める作業中、無断で89式5・56ミリ小銃に弾倉を装填し、周囲に向け「動くな」と絶叫。
制止しようとした八代航佑3等陸曹に向け発砲した後、菊松安親1等陸曹を銃撃。止めに入った原悠介3曹も銃撃しました。菊松1曹と八代3曹は死亡し、原3曹は全治3カ月の大けがを負いました。
八代3曹は射撃前に候補生の服装などをチェックする「交代係」、菊松1曹と原3曹は、候補生らに弾を手渡す「弾薬係」だったということです。
いったいこの事件はなぜ起こったのでしょうか。
今後、このような事件を防ぐことはできるのでしょうか。
小笠原さんにお伺いします。

小笠原理恵

小笠原理恵
自衛官守る会代表・ジャーナリスト

1964年、香川県生まれ。関西外国語大学卒。広告代理店勤務を経て、フリーライターとして活動。自衛隊の待遇問題を考える「自衛官守る会」代表。現在、日刊SPA!で「自衛隊ができない100のこと」を連載中。著書に『自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う』(扶桑社新書)。月刊Hanada プラス連載中。第15回「真の近現代史観」懸賞論文最優秀藤誠志賞を受賞。

※ プロフィールは放送日2023.07.14時点の情報です

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