過去の放送

Vol.16 一般公開

2014.09.05 47分

9月5日金曜夜10時、第16回のゲストは、ジャーナリストの山際澄夫さんです。
「花田編集長の右向け右!」では、櫻井よしこ氏と合同の2時間特番(ゲスト:西岡力さん、阿比留瑠比さん)を皮切りに、藤岡信勝さん、西村幸祐さんと、朝日新聞大誤報および、その後の対応について徹底批判をしてきました。ぜひ過去の動画をご覧ください(会員限定です)。
山際澄夫さんとは8月5日、6日に朝日が認めた慰安婦問題「誤報」はもとより、戦後の朝日ミスリードを徹底追及。講和、安保、PKO…重要局面での朝日報道を検証します。
たとえば、サンフランシスコ講和条約締結にあたり、米英仏などをはじめ西側諸国との講和か、ソ連や中国など社会主義国も含めた全面的な講和かが議論になりましたが、朝日は「全面講和」を主張。
当時のことを朝日自身がこう「検証」しています。
〈全面講和を強く求め、米国や日本の政府筋から伝わる単独講和への流れを批判している。/社説の筆者で、この主張を提唱した笠(りゅう)信太郎論説主幹には、新憲法に基づく平和主義への信念があった。国際情勢は全面講和の実現を遠ざけつつあったが「現実的という政策が戦争を生んだ。悲劇を繰り返してはならない」というのが笠の考えだった。/
この姿勢は朝鮮戦争に対する社説にも反映される〉(朝日新聞1995年3月18日「戦後50年 メディアの検証:7」)
同様に「全面講和」の論陣を張った南原繁東大総長を吉田茂総理は「曲学阿世の徒」と批判しました。
しかしこの後、なんと朝日は「単独講和やむなし」へと社論をシフトします。
慰安婦問題と同様の「朝日自身の検証」も含めて徹底検証します。

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山際 澄夫

山際 澄夫
ジャーナリスト

1950年、山口県下関市生まれ。産経新聞政治部で首相官邸キャップ、外務省キャップなどを歴任。その後、ニューヨーク支局長、外信部次長などを経て退社、現在に至る。著書に『すべては朝日新聞から始まった「慰安婦問題」』『これでも朝日新聞を読みますか?』(ともにワック)など。

※ プロフィールは放送日2014.09.05時点の情報です

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