令和６年６月７日金曜夜10時、第525回のゲストはダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポさんです。
チベットでは中国共産党による植民地統治下で強制移住や僧院破壊、軍の動員などが行われています。
今年二月、カンゼ・チベット自治州デルゲ県ウォントで、水力発電ダム建設とそれに伴う住民の強制移住、六つの僧院破壊に対する抗議行動が発生しました。
カンゼ・チベット自治州にはウォントとシパという村があり、そこには２千人くらいのチベット人が住んでおり、13世紀から続く由緒ある仏教寺院も建てられているということです。
このチベット人による抗議行動に対して中国共産党政権は軍を動員して１千人以上のチベット人が拘束されたといいます。またそれ以降、中国共産党政権は現場にいた人たちの携帯電話を押収するなどして、情報が外部に出ないようにしているとのことですが、逮捕を免れたチベット人がいくつも画像を外部に出しています。
強制移住、僧院破壊、洗脳教育など「暴力による支配」の実態について伺います。
アリヤ・ツェワン・ギャルポ
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表
1988年、財務省にてキャリアをスタート。チべット経済開発局（TERDO）の主任研究員、チベット手工業品輸出基金（CTHE）プレジデント、パルジョ出版のディレクターなどを歴任。2000年7月、財務省の事務次長就任。2005年6月よりダライ・ラマ法王日本代表部事務局長、2013年11月より同ニューデリー代表部事務局長。2018年5月、内務省次官補、12月情報・国際省（DIIR）次官補。2019年5月、同省情報局長。同年10月よりチベット中央政権（CTA）直属のシンクタンクであるチベット政策研究所のディレクターを兼務。
※ プロフィールは放送日2024.06.07時点の情報です
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