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Vol.565 会員限定

自民党内保守として参院選をどう闘うか

2025.03.21 43分

令和7年3月21日金曜夜10時、「花田編集長の右向け右」第565回のゲストは自民党前衆議院議員の杉田水脈さんです。
朝日新聞は3月8日、〈自民党は8日、今夏の参院選比例区で新顔の杉田水脈前衆院議員(57)の公認を発表した。杉田氏は、在日コリアンやアイヌ民族に対して差別的投稿をし、法務当局から「人権侵犯」と認定された〉との書き出しで始まる「自民、杉田水脈氏を参院選比例区で公認 差別的投稿で人権侵犯認定」との有料記事を配信しました。
杉田氏は9日に会見で、「人権侵犯の認定は受けておりません」と説明しましたが、その後も朝日新聞は「23年に札幌法務局と法務省が人権侵犯と認定した」との有料記事を配信しています(2025年3月12日、「杉田水脈氏の参院選公認に党内外から異論 自民が公認した理由は」朝日新聞)。
杉田氏は自身のXに9日、TBSラジオニュースが報じた杉田氏の会見動画(〈自民党から今夏の参院選候補として公認された杉田水脈氏は9日、「人権侵犯の認定は受けておりません」と主張しました。杉田氏をめぐっては、在日コリアンやアイヌ民族に対して差別的投稿をしたとして、2023年に札幌法務局と法務省から「人権侵犯」と認定され、当時の杉田氏の事務所も認めていました。〉とのコメント付き)を引用して次のように投稿しています。
〈「啓発を行ったほか、措置は猶予することとした」と、通知文には書いてあります。
当時、報道を受けて事務所もそう回答したが、法務省の方に聞くと「これは『認定していない』という意味です。『認定した』とする報道は間違いです」と、教えていただきました。ネット番組などでこのことは説明済みです〉(杉田水脈氏のXより)
まず、朝日新聞やTBSをはじめとする報道への杉田氏の反論をお伺いします。
また、LGBT問題、「選択的夫婦別姓」問題、「移民」問題など、保守勢力が重視する問題で自民党の迷走が続いているだけでなく、各種世論調査を見ると自民党は若い世代からの支持を失っているように見えます。自民党にとって厳しい戦いとなると見られる参院選を杉田氏はどう闘うのか。お伺いします。

杉田水脈

杉田水脈
自民党衆議院議員

1967年生まれ。衆議院議員。鳥取大学農学部を卒業後、住宅メーカー勤務を経て、兵庫県西宮市役所に勤務。2010年に退職。2012年、第46回衆議院議員総選挙において、比例代表近畿ブロックで当選(日本維新の会公認)。2017年、第48回衆議院議員総選挙において、比例代表中国ブロックで当選(自由民主党公認)。自由民主党山口県衆議院比例区第二支部長、外交調査会幹事。著書に『慰安婦像を世界中に建てる日本人たち』(産経新聞出版)など。

※ プロフィールは放送日2025.03.21時点の情報です

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