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Vol.584 会員限定

石破政権の無惨な10カ月を徹底検証

2025.08.01 44分

令和7年8月1日金曜夜10時、「花田編集長の右向け右」第584回は産経新聞論説委員兼政治部編集委員の阿比留瑠比さんです。
自民党は28日に「両院議員懇談会」を開く予定です。しかし、自民党内からは、党の正式な意思決定機関である「両院議員総会」を開くべきだとする声が高まり、その開催要求のために必要な国会議員3分の1の署名は集まったということです。
両院議員総会開催要求の署名を党に提出するかどうかは、週明けの両院議員懇談会の内容を踏まえ判断するとしています。
さらに、自民党の中堅や若手議員は、総裁選の前倒しの実施に必要な国会議員と都道府県連代表の過半数の署名集めを進めるなどしています。
25日には若手議員らによる青年局が、参議院選挙敗北の責任の所在を明らかにする必要があるとして、石破総理大臣ら党執行部に事実上の退陣を求める文書を森山幹事長に手渡しています。
辞任圧力が高まる中、石破総理は依然として続投の意思を示しています。
NHKによれば、石破総理大臣は25日の講演で、参議院選挙の結果を受け止め、反省するとしたうえで「厳しい人口減少、首都直下型地震にしても、いつ来るか。緊張感、責任感をもって、国家を運営し、次の時代に、いい日本国を残していきたい」と述べたということです。
石破政権、自民党はどうなるのか。最新情報を阿比留さんに伺います。
また、アメリカとの関税交渉など石破政権の10カ月を検証します。

阿比留瑠比

阿比留瑠比
産経新聞論説委員兼政治部編集委員

1966年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。90年、産経新聞社入社。仙台総局、文化部、社会部を経て、98年から政治部。首相官邸、自由党、防衛庁、自民党、外務省などを担当し、首相官邸キャップ、外務省兼遊軍担当などを歴任。2013年、政治部編集委員。15年、論説委員兼政治部編集委員。 著書に『だから安倍晋三政権は強い』『偏向ざんまい GHQの魔法が解けない人たち』『破壊外交 民主党政権の3年間で日本は何を失ったか』『決定版 民主党と日教組』(いずれも産経新聞出版)、『総理の誕生』(文藝春秋)、『政権交代の悪夢』(新潮新書)など。

※ プロフィールは放送日2025.08.01時点の情報です

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