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Vol.618 会員限定

自衛隊とホルムズ海峡

2026.04.03 45分

令和8年4月3日金曜夜10時、「花田編集長の右向け右」第618回は、評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人さんです。
イランがホルムズ海峡の事実上の閉鎖を続けています。
27日、ロイターは「革命防衛隊」がホルムズ海峡を閉鎖したとし、通過しようとする船舶には「厳しい措置」を取ると警告したと報じました。
日本船主協会によれば、湾内にいる協会加盟企業の日本関係船舶は、湾岸諸国から日本へ原油や液化天然ガス(LNG)などを運ぶタンカー、日本からの輸出品を載せた貨物船など計45隻で日本人も24人乗船しています。船員らでつくる全日本海員組合は、協会非加盟の日系企業が船主となっている船舶がほかに14隻いるとしているということです(以上、読売新聞3月26日)。
フランスでは27日に閉幕したG7外相会合では、ホルムズ海峡の自由な通航の再開を強く求める共同声明が発表されました。共同声明では中東地域での民間人やインフラ施設への攻撃を直ちに停止するよう求めたということです。
高市早苗首相は3月25日の参議院予算委員会で、ホルムズ海峡の安全確保について、機雷掃海を目的とした自衛隊派遣の検討状況について、「将来的な可能性はその時の状況を見て、法律にのっとって判断し決めていかなければならない」と答弁しました。
また、機雷除去に関して、自衛隊法に基づいて遺棄機雷なら可能だとした上で、交戦中は「敷設国に対する戦闘行為とみなされる」ためできないと説明。自衛隊派遣について「イラン情勢は時々刻々と変化している。機雷の有無も分からない。現時点で予断を持って答えることは困難だ」と述べました(以上、時事通信3月25日)。
この国難に際し、日本はいかにしてエネルギーの安定供給と航行の安全を確保すべきか。航空自衛隊での実務経験を持ち、安全保障の法理にも精通した潮さんに、分析を伺います。

潮匡人

潮匡人
評論家・軍事ジャーナリスト

昭和35(1960)年青森県八戸市生まれ。早稲田大学法学部卒。旧防衛庁・航空自衛隊に入隊。早稲田大学大学院法学研究科博士前期課程修了。第304飛行隊、長官官房、航空総隊司令部勤務等を経て3等空佐で退官。聖学院大学政治経済学部専任講師、防衛庁広報誌編集長、帝京大学人間文化学科准教授、拓殖大学日本文化研究所客員教授等を歴任。 アゴラ研究所フェロー。公益財団法人「国家基本問題研究所」客員研究員。NPO法人「岡崎研究所」特別研究員。著書に『安全保障は感情で動く』(文春新書)、『誰も知らない憲法9条』(新潮新書)、『日本人が知らない安全保障学 』(中公新書ラクレ) 、『護憲派メディアの何が気持ち悪いのか』(PHP新書)、『尖閣激突 日本の領土は絶対に守る』(扶桑社、山田吉彦氏との共著)など多数。

※ プロフィールは放送日2026.04.03時点の情報です

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